源泉徴収票、面倒でも「ココをチェック」しないと損してる!(後編)

今回は、謎多き源泉徴収票の見方を解説します。後編です。

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「控除」を説明できますか?

次に、「所得控除の額の合計額」とあります。また、謎の呪文が現れました。

 

「所得控除」とはなんでしょう。

 

控除とは「引けるもの」です。所得から引けるのが「所得控除」です。

 

所得税の計算にあたっては、所得からさまざまなものを控除できます。年金や健康保険、介護保険の保険料の支払いは、社会保険料控除の対象です。

 

生命保険料を支払っていれば、少額ですが生命保険料控除の対象です。ふるさと納税は寄附金控除ですし、医療費が10万円以上あれば医療費控除、扶養家族がいれば扶養控除、配偶者がいれば配偶者控除が受けられる可能性があります。

 

誰でも受けられる基礎控除38万円もあるので、他に控除がなくとも、所得控除の額の合計額には38万円が記載されています。

 

「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引いた金額に所得税の税率を掛けて、所得税を計算します。所得税は累進課税なので、簡単には計算できません。勤務先が計算してくれた1年分の所得税が、「源泉徴収税額」に記載されています。

 

▶所得税と源泉徴収税額の違いは?

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