つい言いがちな「大丈夫です」「結構です」は肯定or否定、どちらの意味? 職場やビジネスで損をしないための正しい使い方
「資料をお送りしてもよろしいですか?」と聞かれたら、何と答える?
「結構です」や「大丈夫です」とだけ回答すると……肯定なのか否定なのかがわかりません。「結構です」や「大丈夫です」を使用する際には、前後に言葉を補って、肯定か否定かがはっきりとわかるようにしたいですね。
例えば、必要ないのならば「もう持っているので結構です」や「もう持っているので大丈夫です」と答えれば、否定の意思が伝わるでしょう。反対に「送っていただいて結構です」「送っていただいて大丈夫です」と答えれば、肯定の意思があることが伝わります。
「結構です」「大丈夫です」が否定の場合、「お気遣いありがとうございます」をつけるのも良いです
誰かから何かを勧められた時に、断る意味として「結構です」を使うと、少し冷たい印象になります。相手の気遣いや心配りには感謝の気持ちを表し、「結構です。お気遣いありがとうございます」などとすると印象が良くなるでしょう。
「結構です」「大丈夫です」が肯定の場合、「差し支えございません」などを付け加えてみて
肯定的な意味で使われる「結構です」や「大丈夫です」を使用するときは、「(その内容で)問題ありません」という意志を相手に明確に伝えましょう。
「結構です」「大丈夫です」のあとに、「差し支えございません」を付け加えることで、「(その内容で)問題ありません、都合が良い」の意思が明確になります。
「結構です。お構いなく」は、否定でしょうか? 肯定でしょうか?
たとえば、「すぐに帰りますのでお茶など結構です。どうぞお構いなく」は、否定でありお断りのフレーズです。たとえば、どなたかの家にお邪魔した際に手厚くもてなされたなど、そこまでしてもらうのは畏れ多いと返す際に使用できるフレーズです。
目上の人に対しては、「どうかお気遣いなくお願いいたします」と言い添えるなど、より丁寧に表現するとよいでしょう。
つづき▶▶▶「大丈夫です」は、会議で賛成かどうかを問われたときにつかってOK? 体調を心配されたときの返答には使ってもよい? 上司には実は使うのはNG。ではなんと言い換えれば!?
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