意外に知らない和食のテーブルマナー。口に残った果物のタネ、ペッと吐くのは論外ですが、正解はどうすれば?
新年を迎え、和食の席にお呼ばれすることがあるかもしれませんね。和食の食べ方で気をつけたいのは箸の使い方です。今回は、特に間違えやすいポイントをピックアップし、(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
【 気品を身につけるシンプルな教え・リバイバル 和食のマナー編 】後編
この記事の前編はこちら:育ちのよい方が和食を召し上がるときに「なさらないこと」は?お箸をいきなり握るのは論外として口に残ってしまった魚の骨や果物の種は、皿に戻せばよい?
懐紙は汁気の多いお料理の時に受けるだけでなく、例えば、口に残ってしまった魚の骨や果物の種などはお皿に戻さずに懐紙を使用するとスマートです。口元を隠すように懐紙にとり、中身が見えないように包んでそっと目立たない位置に置き、最後は持ち帰ります。
食事に行く際には、懐紙をポーチに入れてバックに用意しておくことをおすすめします。
季節に合わせた柄入りの懐紙もありますので、日本の文化でもありますので、楽しんではいかがでしょうか。
あまり見かけない懐紙ですが、ネット通販のほか、デパートならばお茶道具のフロア、また地域の歴史ある文具店でも取り扱いがあります。昨今はダイソーなど100均でもキッチン用品などのコーナーでも見かけることが。
お料理を口に運んだ瞬間から口元を手に当てたまま召し上がったりなさらぬよう
口元を手で覆うしぐさは、手がテーブルと顔に何度もいったりきたりするので、まわりの方々にとってあまり心地いいとは思えません。
箸を持たない手は、お皿に手を添えるなど、せわしなく動かすのではなく落ち着いたしぐさで食事や会話を楽しみましょう。
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