元 NHKアナウンサーが教える、相手の心をひらく「魔法の言葉」

NHKの人気アナウンサーとして活躍してきた松本和也さんと編集長の浅見との対談企画。前編はビジネスシーンでの“心に届ける話し方”をお届けしましたが、後編となる今回は恋愛で使える話し方をレクチャー。

「いつも2回目のデートの誘いがないんです……」と嘆くOTONA SALONE編集長・浅見に、松本さんがアナウンサーとしてはもちろん、男の立場からタメになるアドバイスをたっぷりくださいました。

 

大人のイイ女は話がゆっくり!?

浅見「ご存知かもしれませんが、私、婚活中なんです。そんな私が松本さんのご著書を読んでいて、これ、婚活に使えるかも!と思った話し方のルールがたくさんありました。たとえば、“ゆっくり話す”こと」

松本「それは男女間の会話でも重要かもしれません。『おいしー!!』と早口で言われるより、『おいしいですね』と落ち着いた口調でゆっくり言われたほうが、男は『おおっ!』と思います。もちろん、その女性のキャラがあるので、早口のほうが自然体でいいということもありますけど、少しゆっくり話すことを意識するだけで、品がある、知性がある、色っぽいなどの印象を与えられると思います。浅見「いわゆる、大人のイイ女♡ですね!」

松本「そうです、そうです。理想はおじいちゃん、おばあちゃんに話すくらいのスピード(笑)」

浅見「なるほど〜! 早口な私にとって、最優先で改善すべきポイントかも」

 

イラッとしてもどう対処するかで変わる

浅見「婚活パーティなんかで、グイグイと積極的に話しかけてきたり、突然フランクな話し方になる男性が結構いるんですよ。デートの約束が成立した瞬間、急に『よろしく〜』みたいな。まだ1回しか会っていないのに、なんて馴れ馴れしいのっ!と思っちゃいます」

松本「ははは。でもちょっと視点を変えて、苦手な男性をどう対処するか、あれこれ考えて実践するのは意外と面白いはず。きっと今までとは違う世界が見えると思います」

浅見「どう対処するか、といいますと?」

松本「私の場合、NHKの『のど自慢』でいろんな方と接していたので、どんなタイプの方がいらっしゃっても、相手に気持ちよく話していただける自信はありますね(笑)。どんな球を投げられても、優しく受け止めて返してあげられるというか……」

浅見「さすがです! なかなかできるものじゃありませんよね」

 

トークはさり気なく自分でリード

松本「たとえば、急にフランクになる男性には『わっ、前回と話し方が違いますね、ドキッ。でも、距離は徐々に詰めたい派です〜』とか言えばいいじゃないですか?(笑) 真っ向からぶつからないで、別の角度から、こんな考えもありますよーと提案してみたらいいと思うんです」

浅見「なるほど!」

松本「詰め方が早いから、サヨナラ〜では、もったいないじゃないですよ。せっかく出会ったんですから。相手の全てを変えることはできないですが、自分の言葉ひとつで、その人が何かひとつでも気づいてくれたり、改善してくれたら、うれしいものですよ」

浅見「男性にリードさせているように見せて、実は自分がリードする、ということですね(笑)」

 

恋人探しはアレと一緒!

松本「男女間の会話って、ビジネスよりも複雑な感情が入り組んでいるので、神経を使いますよね。それに男女って、同年代でも精神年齢に大きな差があるケースも多いですし。だから、ときには『仕方ない』と思うことが大切かもしれません」

浅見「『こうだったらいいな』と、つい期待しちゃうんですよね……」

松本「気持ちはわかりますが、男女のコミュニケーションで期待はしちゃダメです(笑)」

浅見「私は男性を褒めるのも苦手です。マイナスポイントばかりが目についちゃって」

松本「もちろん、全ての男性を褒める必要はありませんし、マイナスポイントを探すことは重要ですよ。物件探しと同じです。マイナスポイントを挙げて、ふるいにかける作業は必要ですから」

浅見「恋人探しと物件探しは同じ!」

 

相手の心を開く魔法の言葉とは? 

松本「そうなんです。ただ、それを顔や言葉に出さないこと(笑)。ふるいにかけて、良いと思った物件=好意を抱いた男性に対しては積極的に褒めましょう! その人の雰囲気でも持ち物でも着ている服でも、なんでもいいんです。褒められると、人は本音をいいやすくなるんです。自分を受け入れてもらえたと思うから」

浅見「勉強になります! これからは意識して褒めてみます。松本さんのご著書で他に気になったのは“感謝の気持ちを伝えること”。私は年代的にバブル時代は終わっていましたけど、その名残りが多少……(笑)。たとえば、デートのとき、家まで送ってもらうとか、食事を奢ってもらうとか、世代的にそれが普通で。されて当然のような振る舞いだったと(苦笑)」

松本「『〜してくれて、ありがとう』『〜してくれてうれしい』という感謝の言葉は、口に出してもらえると、男性は素直にうれしいものです。より具体的に伝えると、こんなところまで見ていてくれたんだって感じます。英語で考えると、Thank you for 〜の、forのあとが重要ってことです」

 

 

女性が「ただ話したい」ことがわからない

松本「“女性の話は聞くことに徹すればいい”と男性が気づくのは、30代を過ぎてからだと思います。20代の頃は『つまんないな、オチはないのか!?』と思ったり、『そこが良くないよ』と指摘してしまったり。でも、女性は男性から具体的なアドバイスが欲しいわけじゃなく、ただ聞いて欲しいだけ」

浅見「はい、そうだと思います(笑)」

松本「男性も年齢を重ねるごとに経験が増え、女性のことを理解していくわけです。だから、女性もぜひ、男性の生態というものを少しでも理解してもらえたらうれしいです(笑)」

 

また会いたいと思うのは、気持ちよく話せること

浅見「たとえば、どんな点を理解したらいいでしょうか?」

松本「何はともあれ、気持ちよく話せる環境を作ってあげることです。たとえ、わからない、それほど興味がない内容でも『あなたの話をもっと聞きたい、興味がある!』という気持ちをそっと伝えてあげれば、男性はテンションUP(笑)。この女性とまた会いたいと思います。しゃべらせた者勝ちってことです!」

浅見「婚活パーティでマニアックな趣味の話を延々としている男性、時々います(笑)。女性たちは最初は相槌を打ちながら笑顔で聞いているものの、次第に笑顔がなくなり、最後はその男性から離れていきます。私自身もそう。でも、逆を考えると……、自分の好きなことを楽しそうに聞いてもらえたら、やっぱりうれしいかも。受け入れてもらえた♡と、特別感が生まれちゃうかもしれませんね」

松本「そうでしょ〜。もちろん、全ての男性にやれというわけではないです。いいなと思う男性が現れたら、ぜひ挑戦してみてください!!」

 

リアクション次第で「誘われる女」に

浅見「相手に気持ちよく話させるって、男女関係なく使えるテクですよね」

松本「そうですね。ただ、男女間ではより効果大です!! 実体験から断言できます(笑)。実は若い頃、自分の大好きなヘビメタやロックの音楽の魅力をわかってほしくて、デートした女性たちに無理やりカセットテープを聴かせちゃていました。マイラジカセ持参で(笑)。案の定、多くの女性たちはポッカーンでしたね。でも、そんな中にも、楽しそうに聴いてくれた女性もいて。やはり、その女性に対しては『また会いたい!!』って思いましたね」

浅見「そうなんですねー! なんだか、松本さんの可愛い一面を知れるエピソードですね」

松本「いやいや、お恥ずかしいもんです。でも、そんな体験や反省があったから、この本が生まれたといっても過言ではありません。本の中で紹介しているルールは、全部で65個あります。でも、その全てを実践してほしいというわけではなく、1個でも2個でも試してもらえたら、きっと良い変化があるんじゃないかと思っています」

浅見「松本さんのお話を聞いて、なんだか仕事に婚活に頑張る力がまた湧いてきました! 今後も婚活については、OTONA SALONEに書いていきますので。次回こそ、“2回目のデートに誘われる女”になってみせます(笑)」

松本「一読者として、浅見さんの健闘を祈っています!!」

 

松本和也●まつもと かずや

スピーチコンサルタント・ナレーター。1967年、兵庫県生まれ。京都大学卒業後、1991年にNHKにアナウンサーとして入局。福井の各放送局を経て、1999年から2012年まで東京アナウンス室に勤務。2016年に退職し、株式会社マツモトメソッド代表取締役に。現在は主に企業のエグゼクティブをクライアントにしたスピーチ・トレーニングや話し方の講演を行なっている。

『心に届く話し方 65のルール』(ダイヤモンド社)1,400円+税

NHK「英語でしゃべらナイト」や「のど自慢」など、数々の番組を担当してきた“話す”プロ・松本和也氏。彼自身が実体験から得たプレゼンや結婚式スピーチ、初対面の際に使える話し方ルールをなんと65個も紹介! ビジネスはもちろん、恋愛でも使えそうなテクも満載です。

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【松本和也氏×編集長対談・前編はコチラ】

元NHKアナウンサーが教える、プレゼンが劇的に上手になる「3つの話し方」

 

撮影/松木潤  取材・文/濱田恵理

 

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