「運のいい人」が職場の空気を読んで、ムダな残業をしない理由とは?
「運のいい人」と言われると、あなたは、どんな人をイメージしますか?
経済的に恵まれている人?それとも、学歴があって、高いスキルを持ち、良い職場に恵まれている人ですか?または、容姿に恵まれて、誰からも好かれる人?健康で長生きできる人?
私たちは、自分自身と比較して、そのような人になりたいと、つい努力をしようとしてしまいます。
しかし、その努力の方向性が、実は逆の結果を招いてしまいます。「運のいい人」になろうとする努力は、今の自分を大切にいていないということになります。
つまり、あなたがイメージしている「運のいい人」からは、遠ざかってしまうのです。
私たちの脳には、それぞれに独自の特徴があり、それがその人の個性をつくり上げています。そして脳の特性は、自分で努力して変えようとしてもなかなか難しいのです。
理想の自分になりたいと思って努力しても、自分自身の個性を変えることはとても難しいことなのです。
そこで、ちょっと視点を変えてみましょう。
今の自分自身の個性を変えるという努力は一度置いておいて、まず自分自身の特徴、個性をつぶさに見てみましょう。
今の自分を生かしきる!
一見、行動的な人は逆に言えば「怖いもの知らず」。危険な目に会うこともありますが、仕事では営業などの業務に向いているかもしれません。
少し内気で不安感が多い人は、他人に優しいアドバイスをかけることができます。介護など福祉の仕事に向いているともいえます。
アグレッシブで攻撃的な人は、組織の中での交渉人や、弁護士などに向いているといえます。
上記のように、たとえ「マイナスな個性」の要素を持っていたとしても今の自分の資質として、活用するのです。おちろん、「プラスな個性」の要素もフル活用していきましょう。
今の自分が、世間での「常識」からズレていたとしても、自分が楽しいと思う状況をキープすることに力を入れるのです。
たとえば、不登校で学校に行くことができない人や、働くことができない人、家から出ることができない人だとしても、無理をせずに、その状況を利用して、自分の資質で、その時に何ができるかを探ってみましょう!
「何かができる」ということは、「これしかできない」とイコールなのです!
自分を「世間」に合わせない
私たちは自分の人生において、大切にするのは自分自身なのです。まずは、自分の資質を受け止めて、その特性を生かすのです。
このことが、「運のいい人」になるための行動です。いま現在の自分自身の考え、肉体、価値観、状況など、すべてのものを総動員して人生に生かすのです!
自分自身の資質を生かしきるということは、「自分を大切にすること」と同じです。
誰かのようになりたいと、勉強したり、努力することではなく、自分がすでに持っている資質、能力を生かしきることです。
このことこそが、「運のいい人」になるためのカギなのです。
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