栄養価もコスパも高すぎる!世界トップレベルのキウイが日本に集まってくる理由とは?

本場のキウイ農園は圧巻のスケール!

ニュージーランドのキウイ農園の様子がこちら。キウイ畑を取り囲むようにして高くそびえるグリーンの壁は風害から守るための防風林です。ちょうど雨に降られて写真が撮れなかったので、別の農園のイメージ画像をお借りしています。

 

今回見学させていただいた農園のオーナー、アンドレ・ロシャさんは2つの大きな果樹園を運営するキウイ農家さん。現在12ヘクタールの農地を運営していて、9ヘクタールでゴールドキウイを、3ヘクタールでグリーンキウイを育てています。

ペイ・オブ・プレンティ地方は適度な雨とたっぷりの日ざし、夏は暑くなりすぎず冬は寒くなりすぎない温暖な気候と水はけがいい土壌など、キウイの栽培に適した好条件が揃っているそう。キウイは暑さに弱いため、30℃を超える日本の夏は暑すぎるんだとか。

 

キウイ栽培の流れについてお話を伺うと、まず冬の間に剪定(せんてい)して古い不要な枝を切るところからスタートし、春に芽が出て花が咲いたら受粉のためミツバチを農園に入れる……と、ここで初めて知ったのがキウイにはオスの木とメスの木があり、メスの木にしか実をつけないという事実! 受粉してメスの木に実がなったら、お役御免なオスの木は伐採し、実に栄養を集めて成長することに全集中して秋の収穫を待ちます。

収穫はなんと手作業で行われています。このように専用のかごを抱っこひものように背負ってひとつひとつ採って入れていくのですが、キウイの木が約180cm弱なので中腰で作業しなければならず、なかなかにきつそうだなと感じました。

 

こうして収穫したキウイはすべてゼスプリに納品。品質のグレードで分けられ、トップクラスのものが日本に輸出され、残ったものがニュージーランドで国内販売されています。

なんと!日本で食べられるキウイは最高級だったんですね。

キウイ栽培において「タイミングが一番大事」だと語るロシャさん。「毎年プランを立てるのですが、毎年育ち方が違うので観察力も大切。何かひとつタイミングがずれるとすべてがずれてしまうので…。」

年によっては冬が寒くて凍りついてしまったり、豪雨や洪水など自然災害に悩まされたり。風によるダメージが厳しかった昨年に比べると今年はボリューム、クオリティともによかったそうで、日本にもたっぷり出荷されるとのことなので楽しみです!

 

思わず度肝を抜かれた、キウイ農家さんの暮らしと絶品料理

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