「300万かけて20㎏痩せたのに」幸せになれなかった陰キャOL、「皮膚がおばあちゃんみたいになって」【鬼軍曹ゆか様#01】
最近、ダイエットにまつわる発信で、X(旧Twitter)界隈をにぎわせている “鬼軍曹ゆか様”をご存じでしょうか。パーソナルジムを運営し、-20㎏痩せた自身の強烈なビフォーアフター写真とともに、効果的でわかりやすい運動の方法を紹介しています。あごのたるみやぽっこりお腹など、オトナサローネ世代が気になるテーマばかりということで、取材をしてきました!
さて取材当日。運動不足のたるんだ体に喝を入れられるのではないかと、内心ビクビクしながら東京都・東北沢にあるジムへ。しかし実際のゆか様は”鬼軍曹”という名前とは程遠い、感じがよくてキラキラしたお姉さま。(ひと安心!)
なぜ鬼軍曹なのかといえば、結果にコミットするでおなじみの某大手ダイエットジムのトレーナーだった時代に、指導中に笑いながらお客さんを追い込む姿を見た同僚に名付けられたのだという(笑)。(本人はまったく無意識だったらしい)
取材し始めると、出てくる出てくる驚愕の事実。万年ダイエッターでエステに大枚をはたいたこと。デブで卑屈で、友達や彼氏ともゆがんだ関係しか気づけなかったこと。なんとか自分を変えたいと一念発起し、20㎏のダイエットに成功!
しかし! 「幸せにはなれなかった」というゆか様のダイエットストーリー前編です。
小学生時代はデブだと思い込んでた。高校生になってデブを隠すばかり考えた
現在、150cm、45㎏のゆか様。プリッとした美尻がトレードマークです。しかし、「小学生のころからデブだった」そう。
「小学生の頃、足が太くて恥ずかしい、痩せている子の隣には並びたくないって思っていて。ずっとデブだと思い込んでいたのかもしれません。ただ、今写真を見返すと、そうでもなかったんですよね。
本格的に太りはじめたのは、高校生くらい。メロンパンなどの菓子パンやミルクティが大好きで。でも、そんなに食べていないのに何で太るんだろうって本気で思っていました。当時は、痩せる努力をするよりも、いかに太っていることを隠すかばかり考えていました。小顔メイクを研究して、自信がないから髪の毛で常に顔を隠していたほど。そして、流行りのダイエットにトライしては、挫折の繰り返し。
成人してお酒が飲めるようになったら、さらに加速して太っていきました。友達も彼氏もいたけれど、自分に自信がなくて本音で接することができなかった。振り返ると健全な関係ではなかったですね。「デブのくせに」「ブスは無理」とか言われて本当はつらかったけれど、笑ってごまかした。自らネタにして、体形を隠すように、心も隠していたんです。本当にコンプレックスのかたまりで、自己肯定感は下がるばかりでした」
アラサーになり人生MAXの60㎏に! ある事件がきっかけでダイエットを決意
食べることも、お酒を飲むことも大好きで、とうとう人生MAX60㎏に! そもそも低かった自己肯定感はゼロどころかマイナスになり、メンタルが限界に近づいていた。
「デブ、ブスと言われたり、彼に大切にされていないと感じることも。着たい洋服もサイズがなく、あきらめるしかない。26歳になったころでしょうか。ある日、ちょっとした事件がおきました。顔についた枕の跡がなかなかとれないことに気づいたんです。これが老化のはじまりか、ヤバい!!と焦りました。代謝は下がる一方だし、今行動を起こさなければもう一生デブのままだ……と。
デブで自信がない自分から卒業したいと、痩せる決心をしました。でも、“ラクしたい”“運動は苦手”という気持ちは変えられず、人の手を借りて痩せる方法を選んだのです」
週3回のエステ通いを2年も続けました。ローンにローンを重ね、最終的には300万円に!
ゆか様がラクして痩せるために選んだのは痩身エステ。
「痩せたらすべて変わると信じ込んでいたので、どんなにお金がかかってもいいと頭のネジが外れていたんでしょうね。週3回のエステ通いを2年も続けました。ローンにローンを重ね、最終的には300万円に! 実家暮らしだったので、お給料のほとんどをエステにつぎ込んでいました。エステはベッドに寝ているだけだから、ズボラで運動嫌いな私にはぴったりでした。
その結果、1年でガクンと体重は落ち、周りの目も明らかに変わっていきました。話しかけられる機会も増え、自分自身も相手の目を見て話せるようになって。痩せることが楽しくて、空腹でいられることもうれしいと感じるほど。それが“ヤバい”状態の始まりでした」
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