「ブルドック顔」になる前に今すぐ対策して! 「顔のたるみ」を防止する新習慣&漢方薬

加齢だけじゃない? 皮膚のたるみ原因

Photo:O-DAN

加齢によって皮膚が弛みやすくなりますが、他の原因もあります。ここでは、皮膚がたるむ3つの原因やメカニズムを解説します。

 

1.肌の主要成分の減少

肌の主要な構成成分であるコラーゲンとエラスチンが減少すると、皮膚のたるみが起きやすくなります。更年期を迎える40〜50代では、コラーゲンやエラスチンの生成を促す女性ホルモンの分泌量が減っていくため、コラーゲンとエラスチンの生産量も減ってしまうのです。

コラーゲンとエラスチンは、肌のハリと弾力を生み出す真皮組織にありますが、生産量が減るとハリと弾力を維持できなくなり、たるみとなってあらわれます。

 

2.紫外線の影響

紫外線も皮膚のたるみを引き起こします。日焼けしてシミやそばかすの原因となるだけでなく、皮膚の真皮組織まで到達してコラーゲンを損傷し、たるみやシワの直接的な原因となるのです。

紫外線対策は年間を通じて必要ですが、とくに日差しの強い夏や外で過ごす時間が長い日には、いつも以上に入念に対策を行いましょう。

 

3.顔の筋力低下

年齢による顔の筋肉の低下も、皮膚のたるみの原因です。顔の皮膚を支える力が弱くなり、たるみやすくなります。顔の筋肉が衰えると、とくに頬やあご周りの肉が垂れ下がりやすくなります。

また、長時間マスクを着用していると顔の筋肉の動きが制限され、さらに筋力の低下を加速させることも。

 

 

「たるまないからだ」へ変える方法

PhotoAC

たるみを予防するためには、日々の習慣を見直すことも大切です。今日からすぐに始められる対策を紹介します。

 

1.姿勢を正す

たるみ対策には、正しい姿勢でいることが重要です。猫背や首を前に突き出す姿勢は、頬が下に引っ張られやすくなりたるみの原因になります。

背筋を伸ばして座ったり、椅子の背もたれを活用したりするといいでしょう。スマホやタブレットを使用するときは、画面を目線の高さに保ち、首の負担を避けることが大切です。顔のたるみ対策だけでなく、首や背中の疲れ軽減にもなります。

 

2.表情筋トレーニング

顔の筋肉の低下を防ぐためには、表情筋トレーニングが効果的です。顔の筋肉を積極的に動かして筋肉を強化し、たるみを予防しましょう。

「あいうえお」とゆっくり大きく口を動かしてみてください。しっかり顔の筋肉が動いているか、鏡を見てチェックしながらトレーニングを行うのがおすすめです。

 

▶つづきの【後編】では、たるみにおススメの漢方薬、年齢に合わせたケアの見直しについてお届けします_▶▶▶▶▶

 

 

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストラン等15社以上のメニュー開発にも携わる。
「健康は食から」をモットーに健康・美容情報を発信するMedical Health -メディヘルス-Youtubeチャンネルで簡単薬膳レシピ動画を公開するなど精力的に活動している。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

 

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/

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