
「糖質制限」をしても痩せない理由。実は「白米」よりも内臓脂肪になりやすい、食べ過ぎ注意なものとは?
「色々努力してもなかなか体重が減らない」「去年の服がきつい」こんな経験はありませんか?
「美容のためにダイエットしたい」。問題はそれだけではありません。今、世界的に肥満が問題になっているのをご存じですか?ここ10年で、特に男性の肥満の割合が増えています。40代~50代の男性の約4割がBMI25以上、つまり肥満なのです。
肥満は生活習慣病の発症リスク、脳卒中・心臓病・認知症のような病気のリスクを高めます。あなたの家族は大丈夫ですか?
だからこそ、ぽっこりおなか、内臓脂肪対策が非常に重要です。
内臓脂肪を効率よく減らすために、カットすべきものとは
それはズバリ「糖」!「脂」を減らせばいいのではないかと思う方も多いかもしれませんが、1~2カ月の間、低脂肪食と低糖質食をとった方を比較したところ、低糖質食をとった方のほうが内臓脂肪が減りました。
(以下注釈) 低脂肪食群 n=73、低糖質食群 n=75 Bazzano LA, et al. Effects of low-carbohydrate and low-fat diets: A randomized trial. Ann Intern Med. 2014; 161: 309-318を基に作成 *P<0.05
いやいや、「糖質制限」や「ローカーボ」ってもう流行ってるし、やったことある。でも痩せなかった!と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、「糖」の中でも脂肪になりやすいやっかいな「糖」があるんです。それをカットできていなかった可能性があります、それが「果糖」なんです。
肝臓でダイレクトに脂肪になる!?「果糖」とは何か
「糖質」の一番小さい単位のひとつに、「ブドウ糖」や「果糖」があります。おなじみの糖質「砂糖」は、「ブドウ糖」と「果糖」が連なってできています。お米に含まれる「でんぷん」は、「ブドウ糖」でできています。
ちなみに、砂糖は、ブドウ糖と果糖が1:1でできています。
「ブドウ糖」は、食べた後に、腸から血液に移動して、体中の脳や筋肉などの重要なエネルギー源になります。
でも「果糖」は違います。果糖は、肝臓でしか代謝されないのです。肝臓でダイレクトに脂肪になるんです。なので、非常に肥満につながりやすいのが果糖です。
なので糖質制限を頑張って、主食の白米を少なめにしたりしていても、「ブドウ糖」しかケアできていなくて、脂肪になりやすい「果糖」はケアできていないなんていうことも。ダイエットや健康の大敵でありながら、あまりこれまで語られることのなかったのが果糖なのです。
「ソース・タレ」「めんつゆ」「ドレッシング」、「果糖」は身近なものに入っている!
実は加工食品・加工調味料には、「異性化糖(果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖)」という、果糖とブドウ糖から作られる糖が多く用いられているんです。
名前の通り、果物にも含まれているのですが、甘味が強いので、加工するときに便利なため、加工食品に含まれています。ソース、めんつゆ、甘味料の入ったフルーツジュースなど。ヘルシーだと思ってとりすぎるのはNGです。ちなみに果糖は、体に影響が出始める1日の摂取量は50g以上と言われています。
>>大好物ばかりでショック!果糖のとりすぎ要注意食べ物とは?
1 2
スポンサーリンク
【注目の記事】
- 「更年期世代は枕がオジサン臭くなる」って先輩が言ってたけど、私の場合はそれだけじゃなくて【マンガ100人の更年期R】#5
- Snow Man宮舘涼太も驚愕「3人に1人が栄養不良」の危機を打破するお弁当のポテンシャルに期待!「これならできそう!」43歳が救われた理由
- 【ユニクロ】ゆるっと着ても野暮ったく見えない。黒ワイドパンツで大人の体型カバー【40代の毎日コーデ】
- 夏の通勤に万能なネイビーパンツ。選ぶポイントは、着心地・ラクラクお手入れ・体形カバー!【40代の毎日コーデ】
- 「予約がとれないブランディングスタイリスト」が50代女性に向けて提言する「自分をもっと好きになる方法」って?
- 女性の毛髪への新アプローチ「S-DSC毛髪再生医療」とは?「毛の成長を促す起点となる細胞の一つを移植する」治療への期待を専門医に聞きました
- 形がきれい!合わせて着るだけで上品見えする【ユニクロ】の黒セットアップ【40代の毎日コーデ】
- 【立ったまま1分!骨盤矯正】体のねじれを整えて、垂れ下がったお尻もぷりっと丸く引き上がった【鬼軍曹ゆか様ダイエット】
- 熱中症「頭が痛くなった」はもう危険スレスレ!昨年の倍搬送されている2025年、「この梅雨明けまえがいちばん危ない」これだけの理由【専門家が解説】
- 48歳独身女性、立ち上がろうとした瞬間「あれ??」。このめまい、もしかして「更年期」なのかな?【マンガ100人の更年期R】
- 「まさか、私が乳がんに?」53歳でがん告知。抗がん剤で動けないつらい日々に、私を支えてくれたものとは
- 大人気【ユニクロ】ワイドスウェットパンツ。オシャレな人が購入しているカラーとは【40代の毎日コーデ】
- 「意地でもシミを増やさない」紫外線対策4つのポイント。「日傘だけでは不十分!?」50代美白のカリスマ美容家さきめぐ先生に聞いた
- 【熱中症搬送数激増中】実は6月下旬からの「高湿度」が最も危険!「さぼると熱中症リスク激増」の意外すぎる習慣とは?
- 「私の老化度、本当に54歳ぶんなのかな?」更年期以降は全員が気にしたい「自分の生物学的年齢」を計ってみたら衝撃的すぎる結果に
- 「体温が1℃下がると太りやすくなる」問題が、更年期世代の女性にとって特に深刻なのはなぜか?「お風呂に入る前たった1分でできるヤセ習慣」とは?【石原新菜先生が解説】
- 超激務ヘアメイク藤原美智子さんが「42歳で思い切って変えたこと」その顛末は?「顔も体も片側だけ引き攣った状態になるまで」働いて
- 「更年期のあと」ってどうなりそうですか?54歳コンビが語る「ここまでは冗談みたいにしんどかったけれど」の話
- 43歳、新しい職場で心が折れた。でも、25年ぶりにピアノを弾いたら胸が熱くなって──そこから私の転機が始まった
- 更年期後に「消える症状」と「そのまま残る症状」って?7万人のデータが教えてくれる「更年期の真実と、これからの人生」
- 更年期、どうやって乗り越える?運動、食事、サプリ、そして注目成分「ゲニステイン」まで、更年期の専門医が教えます
- 今の生活が「しんどい」なら「命の前借り」をしている証拠。知らずに「疲れを溜めてしまう」生活習慣とは【医師監修】
- 【徹底検証Hip Fit】はいて1日23分、ながらで使える手軽なヒップトレーニング!SIXPADの女性向けショーツタイプEMSで「ヒップから健康」は叶う?
- 「1年で約6倍」老化スピードが速い人と遅い人、その違いは?美人女医が伝えたい老化を早める3つの原因【医師監修】