冬場の朝、目が覚めても起き上がれない人はこれを試して!

【漢方医が教える体温1℃アップ術#4】

寒い季節になると、誰でもベッドや布団から出たくなくなるもの。「目は覚めているけれど、ギリギリまで布団から出られない」という人も多いのでは? 「寒くてベッドから出られない」のは、実は体温が低いから。朝、体温をしっかりと上げれば、目覚めもすっきり。1日も活動的に過ごせます。

体温は、朝、目覚める前が一番低い

日々変化する体温が、1日のうちでも変化していることを知っていますか? 24時間の中で一番体温が低いのが実は早朝、目覚める前なのです。なぜかというと、寝ている間はほとんど体を動かさず、内臓の働きも低下して全身の代謝が低下するため、熱の産生量も少なくなり、睡眠中は体温が低くなるのです。
朝、目が覚めて体を動かすと体温は上がり始め、朝食を摂ることで、さらにぐんと上がります。朝食には代謝を上げて体温を上昇させ、全身にエネルギーを届ける役目があるのです。
そして体温がピークを迎えるのが、午後の3~4時ぐらい。その後、一日の仕事が終わる夕方からは心身ともにリラックスモードに入り、末梢血管が広がることで熱を外に放出するため徐々に体温が下がっていき、熟睡へとつながるのです。

 

ベッドの中で、のびをすれば、体がポカポカ

「朝、なかなかすっきりと起きられない」「午前中はなんだかエンジンがかかりにくい」という人は、目が覚めたときから体温がいまいち上がっていない可能性が高いです。低くなっている朝の体温を上げるよう工夫してみましょう。手軽にできる体温アップ法が、ベッドの中で伸びをすることです。
まず息を吸いながら、指先や足先に力を入れて、グーッと伸びます。伸びきったら、息を吐いて脱力。これを何回か繰り返すと、体がポカポカしてきて、頭もすっきり。その日はシャキッと過ごせるでしょう。伸びをして、朝から血流をよくしておくと、その後の冷え具合も軽くできます。
また寝る前に、暖房器具のタイマーを起きる30分前にセットしておくのもおすすめです。部屋が温まっていれば、ベッドから出るのもツラくありません。

エアコンを使うなら、必ず加湿を忘れずに

冬の暖房器具として、エアコンを使っている人も多いのではないでしょうか。しかしエアコンを使うと、室内の空気が乾燥するので、風邪をひく、皮膚の乾燥が進み肌が荒れやすいなどのデメリットがあります。エアコンで暖房をする場合は、温度は20℃ぐらい、を目安にして、必ず加湿をしましょう。暖房器具でおすすめなのは、足もとから体を直接あたためる、ホットカーペットやこたつです。
また、足元が冷えないようゆったりめの靴下を履く、肩を冷やさないようショールを羽織るなど、室内での服装にも気をつけるとさらに効果的。家にいる間は、体をしめつけない服装でリラックスすると、末梢血管が広がって手足が冷えにくくなります。

足ツボを刺激して熟睡すれば、目覚めもすっきり

「朝、なかなか起きられない」のは、睡眠の質が低下しているせいかもしれません。とくに足先の冷えは「寝つけない」「熟睡できない」など、睡眠に悪影響を与えます。
足には湧泉(土踏まず中央の少し上、足の指を内側に曲げたときにへこむところ)、足臨泣(足の甲、薬指と小指の骨が交わる点の前にあるくぼみ)、太谿(内くるぶしとアキレス腱の間にあるくぼみ)、太衝(足の甲、親指と人さし指の骨が交わる点の前にあるくぼみ)など、全身の血巡りをよくするためのツボが集中しています。お風呂上りや寝る前など、足の甲や足の裏から足首にかけてマッサージをすると、血液やリンパの流れがよくなるでしょう。
足のつま先もおすすめのマッサージポイント。手の親指と人さし指で、足の爪のつけ根をはさんで、キュッキュッともむようなイメージで刺激してみてください。足先がぽかぽかと温まれば、睡眠の質もアップ。美容にもいいし、朝の目覚めもすっきり、日中のパフォーマンスも上がるでしょう。

 

お話・渡邉賀子先生

日本初の「冷え症外来」を、1997年に北里研究所にて開設。医学博士・漢方専門医。医療法人祐基会帯山中央病院 理事長。麻布ミューズクリニック 名誉院長。多くの女性が悩む冷え症の診断と治療にあたっている。2003年に、女性専門外来「漢方女性抗加齢外来」を開設。2004年には女性専門外来・麻布ミューズクリニックを開院し、より健康で美しい女性の一生をサポートするために、診療・研究活動を続け、現在に至る。

 

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