「学校や会社に行きたくない」もしかして腸内環境が原因かも?今すぐ控えたほうがいい「意外な」食品とは【腸内細菌研究の第一人者・内藤裕二先生】後編
腸活の効果は「2週間後の変化」を見て。自分の体調でチェックすること
「僕ら色々とビフィズス菌など人の臨床試験をするのですが、やっぱり2週間ぐらいで何らかの変化が来て、1ヶ月経てば色々とそういう効果がある人は出てくるんです。中には すぐになんか下痢してやめてしまうとか、すぐに便秘してやめてしまうとかいうのがあるので。はい。この辺がやっぱり薬と違うところで、こういう健康食品だったり食事っていうのは2週間を目処に試してみるのがいいと思います。
僕らは、お腹の調子を整えるために生きてるわけではないので、元気で仕事ができるとか、しっかり睡眠が取れるとか、やっぱり自分の体調が良くなるということがすごい大事です。
便通は、3日に1日でも体調がいいと思えたら、それでいいんですよ。苦しくもなければ、ストレスもなかったらそれでいいんです。
1週間に1回だけとかであれば問題ですが、もう3日に1回とかで快適であれば、もう全然それでいい」
「健康のために食べ物を選ぶ」日本人はこの意識をもっと高めていかなきゃいけない
いかがでしたでしょうか? 自分自身はもちろん、家族のためにも、できることから『腸にいい食事』をとる意識を高めていきましょう。それぞれが正しい選択をできるようになれば、日本人の食事を取り巻く環境は変わっていき、子どもたちにとってもいい未来を残してあげられるはずです。
【取材ご協力】
内藤裕二先生
京都府立医科大学大学院教授(生体免疫栄養学)。1983年京都府立医科大学卒業、2001年米国ルイジアナ州立大学医学部客員教授、09年京都府立医科大学(消化器内科学)准教授などを経て21年から現職。日本酸化ストレス学会理事長、日本消化器免疫学会理事、日本抗加齢医学会理事、2025大阪・関西万博大阪パピリオンアドバイザー。専門は消化器病学、消化器内視鏡学、抗加齢学、腸内細菌叢。著書に「消化管(おなか)は泣いています」「人生を変える賢い腸のつくり方」など多数。京都府立医科大学における京丹後コホート研究の腸内細菌叢研究を担当。
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