父が余命3カ月宣告。「すい臓がん 治る 奇跡」の検索が止められず、「抗がん剤はしない」と決めた父を追い詰める結果に。「家族がガンになった時、どうすればいいの?」
高額サプリの購入まで考えるほど、冷静さを失っていた……
父はある種の覚悟を持って医師の言葉を受け止め、「残された時間があと3ヶ月だとしたら?」と真剣に考えていたようでした。その結果、「体に負担がかかるかもしれない治療を受ける」のではなく、「住み慣れた家で、このまま穏やかな時間を過ごす」という道を選んだのだと思います。
しかし私は、そんな父の意志を受け入れることができませんでした。その後も情報収集に時間を費やし、治療を受けるよう、何とか父を説得しようと試みます。気が付けば「すい臓がん 治る 奇跡」といったワードでネット検索。「がんが治る水」「がんが消えるサプリメント」など科学的根拠のない情報も目にし、「この金額なら出せるかも」と本気で購入を考えてしまうほどでした。
でも、そんな様子を見た母がめずらしく強い口調で私を諭し……。そこから再び家族で話し合い、父の想いを尊重することに。その瞬間、安堵の表情を浮かべて「ありがとう」と言った父。そこで、私はこの数日間、父に大きなストレスを与えていたことにようやく気づくのです。
▶「あんなに野球好きだった父が…」
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ライター
小林真由美
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