お育ちがバレる!年末年始のマナーや習わし。「お年玉をあげるとき、お札の入れ方は?」「鏡餅はいつ飾るのが正解?」(前編)
正月に「山を拝む」と縁起が良いことはご存じ?
元日に仰ぎ見る富士山を「初富士」と言います。富士山は日本の象徴的な存在だからでしょうか、新年に見るその姿は格別な意味を持つと言われています。初富士は、新年の始まりにふさわしい清らかさや威厳を感じさせ、静かに佇むその姿に未来への希望や決意、自然の美しさを重ねることができますね。
日本では富士山に次ぐ霊峰として名高い茨城筑波山を眺める「初筑波」、京都と滋賀の境にそびえる比叡を望む「初比叡」、長野と群馬の境の浅間山を見る「初浅間」など、正月の山を拝む習慣が各地にあります。
お近くの方はぜひ、山を望んでみてはいかがでしょうか。
1月2日、初夢で見ると縁起がいいのは……
1月2日に見た夢を初夢といいます。初夢で見ると縁起がよいとされているのが「一富士二鷹三茄子」です。
富士山は古来から日本のシンボルであり、
鷹は「高い」や「つかみとる」という意味、
茄子は「事をなす」にちなんだもの
といわれます。
江戸時代初期に生まれ、江戸時代中期には既に広まっていたようです。日本人なら馴染みのあることわざといえますが、「一富士二鷹三茄子」が夢に出てきたらラッキーですね。
▶「鏡餅」は何日に飾るのが正解かご存じ?
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