
これは豪華!江戸っ子たちが食べていた「美味しい鍋」。雪の日に裸足の江戸女子も芯からあったまる
*TOP画像/いね(水野美紀) 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」7話(2月16日放送)より(C)NHK
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」ファンのみなさんが本作をより深く理解し、楽しめるように、40代50代働く女性の目線で毎話、作品の背景を深掘り解説していきます。今回は江戸時代における「寒い冬のすごし方」について見ていきましょう。
雪が積もる日には雪かきする男の姿、雪道を素足×足駄で歩く女の姿が
今年の冬も寒いですね。今週も強烈な寒波が日本列島に再び襲来すると予想されています。地域によっては、雪が降り積もるかもしれませんね。
寒さや雪に悩まされていたのは江戸時代の人たちも同じです。いや、彼らは私たち以上に冬の寒さを身に強く感じていたはず…。
現代において東京で雪が積もる日は少ないですが、江戸は近年の冬よりも気温が低く、雪が積もる日も珍しくありませんでした。
歌川広重の「江戸名所 御茶の水」(1853年)には真っ白な雪景色が描かれています。二人の女性が持つ傘には雪が積もり、彼女たちは厚底サンダルのような足駄を履いて雪道を歩いています。ずきんのようなものを被って防寒対策をしています。
また、当時は雪の日であっても、おしゃれな女性は素足で外出していたと思われます。例えば、歌川国貞の「歳暮の深雪」(1844年頃)に描かれている3人の女性は足袋など履かず素足で足駄を履いています。浮世絵に描かれている花魁や美しい身なりの女性の多くが素足に足駄ですが、このスタイルが当時の粋だったのか…。
江戸っ子も雪が積もれば雪かきをしていました。雪かきには木製の幅が広いすきを使用。渓斎英泉の「江戸八景 忍岡の暮雪」(1840年代)にはすきのようなものを持って雪かきをする男たちが描かれています。また、雪を踏み固めて、通り道をつくることもありました。
ちなみに、江戸時代、雪かきは人びとが無償で行っていました。お互いが労力を提供し合うことで、共同体を維持していたのです。
江戸時代における「暖」をとる方法とは?
現代ではスイッチ1つで部屋があたたまりますが、江戸時代の人たちは暖をとるのも一苦労。当時の人たちは主に以下の方法で暖をとっていました。
・火鉢
火鉢は当時における暖房器具。やかんで湯を沸かしたり、鍋料理を煮込んだりもした。
・炬燵(こたつ)
当時の炬燵の熱源は木炭。人びとが炬燵でくつろぐ姿は多くの浮世絵に描かれている。蔦重がプロデュースした絵師・喜多川歌麿も炬燵であたたまるネコと女性を描いている。
・湯たんぽ
江戸時代の湯たんぽは銅製の四角い箱。これにお湯を入れて使っていた。
江戸っ子が食べていた鍋料理は、とにかくおいしそう! 次ページ
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