
【井上咲楽】太眉カットから仕事急増!まさかの『新婚さんいらっしゃい!』MC抜擢の裏バナシ
個性的な太眉をカットして、大人っぽくなった井上咲楽さん。仕事の幅が一気に広がり、バラエティ番組では明るいキャラクターを生かして大活躍!
ところが、ご本人としては「自分には何も武器がない」「自己評価は高いけど、自己肯定感は低い」と悩んでばかりいるそうです。
そんな中、半世紀以上つづく長寿番組の『新婚さんいらっしゃい!』MCに抜擢され、大パニック! 彼女の中ではどんな葛藤が起きていたのでしょうか。
※この記事は『じんせい手帖』(井上咲楽・著
写真:徳間書店提供/撮影:荻原大志
「妄想越え」すぎるオファーを聞いた瞬間は、「うれしい」でも「びっくり」でもなく……?
年末年始の特番に出続けて年越しするような売れっ子になりたい。365日毎日のようにテレビに出ているタレントになりたい。「あの番組ね」と、誰もが知っているレギュラー番組を持ちたい。
芸能界で仕事を始めた頃、私はそんな夢をいくつもバレットジャーナルに書き込んでいた。よく「書いたほうが書かないよりも叶う」と言うけど、2022年、自分で描いていた夢を超えてくるオファーが舞い込んだ。
ある日、マネージャーさんに呼ばれて事務所に行ったら普段はあまり使わない奥の部屋に案内された。「あれ? 何か悪いこと、したかな?」とドキドキしながら待っていると、事務所の偉い人がやってきて「『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)のMCが決まりました」と聞かされた。
え? どの『新婚さんいらっしゃい!』? もしかして、あの『新婚さんいらっしゃい!』!? 最初はまったく信じられなくて、「うれしい」とか「びっくり」の感情、「どっきりじゃないの?」という疑いの前に、何を言われているのかがわからなかった。正直な感想は再びの「まさか、自分が」。
1人で机に向かってバレットジャーナルを書きながら、いろいろ勝手に妄想していた芸能界での叶えたいことリスト。その中にも、『新婚さんいらっしゃい!』みたいな伝統のある番組に自分が出る、それもMCを担当するなんて含まれていなかったからだ。
眉毛を剃ってからいろいろな番組に呼んでもらえた。ゴールデンタイムのバラエティ番組や情報番組、まさかの大河ドラマ出演、年末年始の特番にも出られて、もちろん、芸能界の仕事としてはまだまだかもしれないが、なんにもない高校生の自分が「ここまでいけたらすごいな」と線引きしていたところまでいけていた感覚があった。
だからこそ、想定もしてなかったオファーに自分が一番驚いたのだ。
初収録、「バトン」の重さに止まらない汗。緊張をやわらげてくれたものとは?
大阪のテレビ局ABCでの『新婚さんいらっしゃい!』の1回目の収録は、局の人、事務所の人、新聞社やメディアの人、とにかくものすごい数の大人の方たちがスタジオに見に来ていて、めちゃくちゃ緊張した。
私に回ってきたのは、約25年出演したホリプロの大先輩の山瀬まみさんからのバトンだ。胃が痛くならないわけがない。しかも、一緒にMCをする藤井隆さんとも、その日が初めましてだった。なおさらドキドキする。脇汗がすごかった。
でも、隣を見たら、藤井さんも滝のような汗をかいていた。あれ、もしかして藤井さんは私以上に緊張されている? それはそうか。1971年の番組開始以来、51年にわたって司会を担当した桂文枝師匠から番組を引き継ぐわけだから……と思ったら、少しだけ気持ちが落ち着いていったのを覚えている。
興味がまったくなかった「結婚」観に変化も
そこから2年ほど。私が書くまでもないことなのだけど、藤井さんは本当にすごい。トーク力もコミュニケーション能力も段違いだ。出演する新婚さんと一緒に歌ったり踊ったりモノマネしたり、一瞬で仲良くなってしまう。
また、藤井さんは気遣いの奥行きがすごい。その瞬間のトークが面白くなればいい、というだけではなく、ご夫婦のその後のことまで考えて、ご夫婦の見え方に気を遣いつつ面白さを引き出していく。
自分はそんな力を持っていないので、感心したり、憧れたり、落ち込んだり、やってやると焦ったり、少しだけでもモノにしたいなと思いながら勉強させてもらっている。でも、結局は毎回「楽しい」が勝って収録が終わるのだ。
まず、登場する新婚さんたちのエピソードが本当に面白い。そして、さまざまな出会いや赤裸々な生活話を堪能できることが、とても学びになる。
結婚にまったく興味がないままMCになったけど、おかげで今はだいぶ結婚観が変わってきたと思う。
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■BOOK:『じんせい手帖』井上咲楽・著
■著者略歴:井上咲楽(いのうえ・さくら)
1999年10月2日生まれ、栃木県出身。番組企画で太眉毛をカットし美女に大変身したことで注目を集め、現在は『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)のアシスタントを務めるなど多数の番組で活躍。国会傍聴・マラソンなど多趣味としても知られ、初のレシピ本『井上咲楽のおまもりごはん』(主婦の友社)も現在発売中。
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