
「がんばらないお団子ヘア」が正解!40代の品ある簡単アレンジ
クリスマスパーティや新年会、結婚パーティなどおめかしをして出かける日は、ついついはりきってしまいますよね。
しかし、ヘアもファッションも気合を入れすぎるとイタイ人、若づくりになってしまいます。
40代はとにかく盛るのではなく、引き算も大切です。服はやっぱり華やかにしたいし、顔のあれこれを隠したいからメイクはそれなりにしっかりしておきたい……。じゃあ、どこで引くかといったらヘアスタイルです。
ドレスにマッチするさり気ないまとめ髪をUn amiの津村佳奈さんに教わりました。
耳を隠した低めシニョンが大人にマッチ
耳をチラ見せすることで色っぽさが漂う。
パリジェンヌのようなお団子ヘア。一見カジュアルになりそうな気がしますが、パーティ用の華やかなワンピースやドレスにしっくりとハマります。
「センスのいい人、おしゃれな人って抜く場所がちゃんとわかっている人だと思います。服もヘア&メイクもキメキメになるとおしゃれじゃなくなる。特にアラフォーになって20代のようなこったアレンジにしてしまうとバランスが悪いですよね。大人だからこそシンプルなヘアが似合うし、リッチなドレスともバランスがとれるんです」(津村さん)
ただ、ラフなお団子といっても「手を抜いていい」というわけではありません。抜け感のあるスタイルも仕込みが大切です。ラフヘアを素敵に見せるポイントは…
①くずしすぎないほどよい面をつくる
②耳を半分隠して大人&モードに
③後頭部の適度なボリューム
えり足にそうようにつくった低めのおだんご。長め前髪は自然にはらりとおろして。
適度なボリュームやゆるっと感をつくるには、髪を巻いておくこと。「髪を巻く」というと面倒、難しいと思いがちですが、まとめてしまうので巻く方向は気にせずに毛先に動きをつける程度で十分です。
ただし、巻く前にブラシを通して毛流れを整えておきましょう。巻く方向は自由といっても、毛先がからまったりボサボサのまま巻くと美しくありません。ほんのちょっとの積み重ねで仕上がりに差がでるのです。
ゴム1本ピン2本でできる低めお団子のつくり方
お団子ヘアは難しいというイメージですが、低めにまとめるスタイルは難易度低めです。
さまざまなシーンで活用できるので、ぜひ練習してマスターしてください。
①アイロンで毛先を中心に巻いておきます。巻く方向は気にせずにゆるっとした動きをつけましょう。毛先をカールさせるだけでもOKです。巻いたらシアバターを髪全体によーくなじませて。
②手ぐしで髪を集めます。耳が半分隠れるようにサイドの髪をかぶせて後ろにまとめます。前髪は無理にまとめず、自然と落ちてくる毛束を残します。前髪アリの人は顔周りにおくれ毛を残さずスッキリまとめて。
手ぐしの跡がほどよく残るくらいざっくりと集めて大丈夫。サイドの髪はあとで引き出すのでたるませすぎないこと。
③結ぶ位置はえり足の生え際ギリギリくらい。耳の下のラインあたりでしょうか。最後は毛先を抜き切らず、毛束の輪ができるようにします。

結び目をおさえて後頭部から毛束を引き出し、ボリュームを出すことも忘れないで。
④輪になった毛束を左右に開き、丸い形に整えます。毛束を合わせたら上からピンをさして固定。余った毛先は結んだ根元にそわせてピンで留めます。

左右に開いた髪を留めるときは上から根元に向かってピンをさします。

適度なボリュームのある丸いお団子が完成。
ロングヘアの人は毛先が長く余るので、根元に巻きつけてピンでとめてください。
おくれ毛を最小限にすること、耳を隠してサイドに面をつくること、低い位置で結ぶことでクラシカルな印象に。

ほんのひと束にも手を抜かないのが大人ヘアのポイント。
長め前髪をおくれ毛にするときはパサつきをおさえ、束感をつくると疲れたオバサンヘアを回避できます。生え際がもしゃもしゃしている、うねるという人はアイロンでのばしておくこと。熱を加えることでツヤも出て見た目印象がぐんとアップします。
「さり気ないけれどおしゃれに見える人ほど、仕込みに手をかけていると思います。モデルさんなどのヘア&メイクを担当するときも、クセ毛の人はブローをしっかりしてからアイロンでゆる巻きにします。このひと手間が大事なんですよ」(津村さん)
コツをおさえてトライしてみてください。
教えてくれた人
津村佳奈さん(Un ami omotesando)
髪を若々しく保つケア方法や美人に見えるスタイリング方法などをまとめた初の著書『なぜか美人に見える人は髪が違う 髪が変わると顔も変わる。』(大和書房)が発売中。サロンワークのほか、美容家・神崎恵さんのヘア&メイクも担当。
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