たった「小さじ半分~1杯」で肌の新陳代謝を促し、脂肪も減らす!2人の美人女医が実践する、インナービューティーメソッドに必要不可欠な2種類のオイルとは【ご自愛市ワークショップより】

肌の老化スピードは人によって違う。その差はなんと6倍!

 

脂質は、体の健康だけでなく肌の老化にも大きく関係しています。ニュージーランドで1,037人を対象とした健康追跡調査によると、1年間で、肌の老化が0.40歳しか進まない人がいる一方で、2.44歳も進む人がいることが分かったのです。その差は、なんと6倍に!

 

「肌の老化の進行が速い人ほど、見た目も老け見えだったそうです。若見えする人は、本当に体の細胞から若かったということが証明された研究です。このとき老化に影響していた要因の一つが、食生活です」(工藤先生)

 

食事で肌の老化を防ぐには、次の3つのポイントに注意が必要です。

ポイント1 糖化……体の焦げ

ポイント2 酸化……体のサビ

ポイント3 炎症……体の火事

 

工藤先生は、3つのポイントをコントロールできれば、肌の老化を防ぐことに役立つと考えています。

「「糖化」は低糖質・低GI値食品を利用することで、血糖値の急上昇を防ぐことができます。「酸化」はポリフェノールなどの抗酸化食品で、抗酸化力を補うことがオススメです。「炎症」は、オメガ3を食事にプラスすることで改善が期待できるでしょう」

 

最新のマウスの研究では、オメガ3を摂ったマウスは、摂っていないマウスに比べて「DEL-1」という炎症を抑えるタンパク質が増加することが分かっています。また、肌とオメガ3の研究でも、オメガ3を摂り続けた人は、乾燥時の粉ふき状態が減り、滑らかさが増したというデータもあります。

 

オメガ3は「めぐりの潤滑油」。血液をサラサラにし、肌の新陳代謝を促す

 

「美肌を維持するために重要なのは、体のめぐりを整えることです。めぐりとは、血流、腸内環境、細胞の新陳代謝のことを指します。めぐりが悪いと、目元のクマ、むくみ、冷え、便秘などにつながる可能性も。体のめぐりを整えるために、オメガ3が味方になってくれます」と、工藤先生はアドバイスします。

 

オメガ3は、血流をサラサラにする、腸内環境を整える、肌の新陳代謝を促すことに役立ちます。さらに重要な効果は、赤血球も柔軟にすること。細い血管の形状に合わせて、柔らかい赤血球が変形しながらスルスルと進み、体の隅々まで血液や酸素を行き渡らせてくれるのです。

 

「オメガ3は、美肌を下支えする『めぐりの潤滑油』といえるでしょう。私は、毎日コーヒーにアマニ油小さじ1杯を入れて飲んでいます。小さじ1杯なら、毎日続けやすいのではないでしょうか」という工藤先生。「むき卵肌ドクター」といわれる先生からのメッセージに、多くの参加者が納得した表情を見せました。

 

母乳にも含まれるMCTオイル。一般の油に比べて、約4倍速くエネルギーに

 

続いて、齋藤先生にマイクが移りました。齋藤先生のテーマは「MCTオイル」で、オメガ3と同様に注目すべき油です。

MCTオイルは、ココナッツやパームの種子など、ヤシ科の植物に含まれる天然成分「中鎖脂肪酸」のみで作られているオイルのこと。母乳などにも多く含まれています。

 

「MCTオイルの特徴は、分解されやすく、蓄積されにくいことです。一般的な油(LCT)は食べ物が小腸で吸収されて全身に運ばれ、貯蔵後にエネルギーとして分解されるという長い経路をたどります。ところが、MCTオイルはすぐに肝臓に運ばれてエネルギーに分解されるという最短経路をたどるので、LCTと比べると約4倍も速くエネルギーになるのです」という齋藤先生の解説に、参加者は興味津々の表情。

 

齋藤先生によると、MCTオイルは、ミトコンドリアを直接活性化させる「ケトン体」を増やす働きもあるといいます。ミトコンドリアは人の細胞に存在し、エネルギーを作るという重要な役割を果たす細胞小器官です。

 

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