【専門店が教える】大人気!バターコーヒーの作り方と「最強」な飲み方
昨年の6月、東京・JR代々木駅前に突如として「バターコーヒー」のお店がオープンしました。代々木在住の私は嬉々として初日に立ち寄り、飲んだ感想を元に自己流のレシピ記事を書きました。そして、冬の間にたるんだ身体が気になる今日この頃、約1年ぶりに「やっぱりちゃんとレシピを取材しよう」と思い立ったのです。
改めて「バターコーヒーとは何なのか」
かなり前、バターコーヒーという名前だけ聞いて「バターチャイみたいなやつかな、おいしそう!」と思い、コーヒーに冷蔵庫のバターを溶かして飲んだことがあります。
やるとわかるが、これ、すっごく不味い。絶対やってほしくないNG。二度と飲みたくなくなる。
というのも、融けたバターがコーヒーの上に浮かぶので、バターだけを飲むことになります。しかも、冷蔵庫のバターは大抵有塩なので、いやな感じにしょっぱいんです。
でも、前述のお店、JR代々木駅前の「最強のバターコーヒー」で「正しく」作られたバターコーヒーは、まったく違う飲み物でした。
ふわんふわんの泡がたっぷりの、「コクが深くてミルキーでリッチなカフェオレ」みたいな豪華なドリンク!
そもそもバターコーヒーはベストセラー書籍『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』(ダイヤモンド社)で有名になりました。
・MCTオイル
・グラスフェッドバター
を加えたコーヒーを、毎朝1杯、朝食として飲むメソッドで、脳のパフォーマンスがよくなることからIT系の人たちに大人気なのだそうです。
「おなかがいっぱいになって何もいらなくなる」
MCTオイルはココナッツやパームヤシから抽出される中鎖脂肪酸という油の構成成分で、体脂肪として体に貯まることなくすばやくエネルギーになるとされます。
グラスフェッドバターは牧草だけを食べて育った牛の乳から作ったバター。
でも、難しい話をするまでもなく、このバターコーヒーは確実にやせます。なぜなら、本当にお腹がいっぱいになって何も食べられなくなるからです。「食事制限なんかしないで、むしろ効率的にお腹いっぱいにすればよかったんだ……」という発想の転換がバターコーヒーにはあるのです。
ここで重要なのは、「無理」がないことです。シンプルに、バターコーヒーはおいしい。なので、毎朝飲みたいし、飲むとお腹いっぱいになるので余計なものを食べない。「そっちのほうがおいしいから毎日普通にやりたくなる」、だから結果的にみんな成功するのではと思います。
では、お店ではどのくらいのお値段で何が飲めるのかをご紹介。
まず、お店で飲むラインナップとプライスから
前回の記事では「すぐそばの家系ラーメンの名店『らすた』の全部のせより高い」と驚いたそのプライスをご紹介しましょう。でも、材料のコストを知るとお得に思えてきます。
いちばんプレーンなニュージーランド産グラスフェッドバターのものは650円+税。上から、コーヒー、紅茶、ルイボスティーに加え、いちばん下にカフェインレスタイプが追加されました。味の違いは後述します。
極めて希少な北海道産有機JAS発酵バターを使ったプレミアムタイプは830円+税。
そして、ちょっとツウ好みのギー使用のコーヒーは650円+税。
お道具も材料も、自宅用セットを。材料は約30日分なので、1杯300円くらい。でも、バターコーヒーが気になる人はぜひ一度代々木に寄って、1杯飲んでからスタートしてください。「こう作るとおいしいのか!」という目標が見えます。最初の1杯がおいしいかどうかは、その後のモチベーションを大きく左右するはずです。
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