#88 「この人、なんか違う」と婚活相手に感じたワケ【40代編集長の婚活記】
44歳で婚活を始めて1年半。6人の男性とデートするも、いまだお付き合いすら始まったことのないOTONA SALONE編集長アサミ(45歳・未婚・独身・恋人いない歴8年以上)。
婚活アプリで知り合ったメガネさん(45歳)に好感を持ちはじめていたけれど、シングルファーザーであることが判明。まだお付き合いすら始まっていないのに、子供が私をどう思うかも知りたいと……。
これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。
会話は平行線のまま
メガネ「僕の生活のベースには子供がいるので……。最近、改めて子供には母親が必要だなと思ったので」
アサミ「え……」
メガネ「なんていうか、子供たちがアサミさんをどう思うかっていうのも無視できないんです」
母親……。あぁ、そうよね。シングルファーザーであるメガネさんにとっては婚活相手探し=子供の母親探しでもあるわけだ。
なんとなく、メガネさんとこれ以上話しても何も変わらない気がした。私のスタンスも変わらないけれど、彼のそれも変わりそうにない。
アサミ「すみません。また改めてご連絡してもいいでしょうか……」
メガネ「僕の子供と会うのは、イヤですか?」
アサミ「もうちょっと時間をください……」
母親という言葉に戸惑っていたけれど、そのことを伝えられないまま、その日の電話は終わりにした。
結婚や婚活に対する、決定的な違い
けれど、気づいてしまったのだ。私とメガネさんとの間にある、決定的な恋愛観・結婚観の違いに。
2人の関係を深めてお付き合いを始めてから、お子さんと会うか考えたい、私。
お付き合いが始まっていない今の段階から、子供を含めた4人の関係を築いていきたい、メガネさん。
決定的な違いはそれだけじゃない。婚活で探している相手も違った。
これから先の人生を過ごす「パートナー」を求めている、私。
「子供の母親」にもなってくれる女性を求めている、メガネさん。
子供がいるシングルファーザーの男性がどうしてもイヤというわけではないけれど、2人での関係性がちゃんと深まっていない段階で、「子供の母親」みたいなことを言われても……。
あれから3日後に
前回の電話の時点で、実はもう答えは出ていた。だけど、少しだけクールダウンさせたかった。あまり感情的に伝えたくなかったから……。3日ほど時間をおいて、私はメガネさんに電話をした。アサミ「いま、お電話大丈夫でしょうか」
メガネ「はい、大丈夫です」
アサミ「すみません。お待たせして」
メガネ「いえ。僕のほうこそ、すみません」
アサミ「お子さん含めてお会いする件なんですけど」
メガネ「はい」
シングルファーザーだとわかってからのべ10日間考えた、私なりの結論を伝え始めた。
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