プロに「マネー相談」をしてみたい。費用の相場は?5つの方法とは?

③ 確実なのは口コミ。知り合いから紹介してもらう

実際にFPに相談したことのある人から紹介してもらう方法です。どのようなことがいくらで相談できるのかどのようなFPなのか事前に把握でき一番安心といえるでしょう。経歴・その他の資格によってFPにも得意分野があるものです。たとえば、不動産業経験なら不動産投資、社労士資格保有なら扶養の範囲での働き方・育児休暇など社会保障、保険会社出身なら保険の見直し、銀行・証券会社出身なら運用やお金の預け方など。「どのような相談を得意としているか」もFP選びの重要なポイントです。

気になるのは相談料。相場はだいたい1時間1万円です。都心部にオフィスがある場合高めの傾向があります(家賃の支払いもあるので当然ですが)。が、安かろう悪かろうというわけでもありません。FP普及のために安めの相談料で頑張っている方もいらっしゃいます。

 

④ 金融機関・保険ショップなどの無料相談を活用する

銀行・証券会社などの金融機関や保険ショップで行われている無料の相談会を活用する方法もあります。メリットは何度でも無料であることです。が、相手はボランティア団体ではありません。利益を目的としている「企業」ですので金融商品を販売するという「目的」があります。何かの商品を選ぶことが目的であれば無料相談もよいといえるでしょう。金融商品を選ぶにしても、単純に商品比較だけでなく家計全体の資産バランスを考慮したほうがよいケースもあります。公平な視点で相談したければ有料相談のほうがベターともいえます。

 

 

⑤ FP紹介サイトを探してみる

 

資格を問わず相談業務を生業としているプロのFPを紹介しているサイトもあります。プロフィールや料金体系を詳しく知ることができ、そのサイトから直接FPに相談申し込みができます。そのFPが書いている執筆記事や出演テレビ情報などをみて相性があいそうか検討してもよいでしょう。私、稲村であれば、「FP For You」をご覧ください。

 

私のマネー相談の場合、初回1時間1万円でヒアリング、二回目以降リピート料金5000円で解決策を考えていく流れです。平均すると2から5回位でいったん「卒業」となります。その後、「家計の車検」のように1年に1回来店してメンテナンスのためにご相談されたり、時には「気合を入れに来ました!」とお金についてざっくばらんな会話をして帰られる方も。お金についていつでも話ができる場所として活用いただいています。

 

私は北海道在住ですが、スカイプ相談も受けており、忙しい方でも全国どこからでもご都合のいいお時間に相談可能です。中には年に1回、自分の誕生日に自宅からすっぴんのままスカイプでお金報告をしてくれる山陰在住の方もいます。「何を相談していいかよくわからないからそこから相談したい」でももちろんOK。お客様にとっての課題をみつけ、解決策を考えていきます。

 

まとめ

マネー相談は「お金がある人」だけのものではなくなってきていることを感じます。金利が低く普通預金に置いておいてもほとんどお金が増えず、年金がどれくらいもらえるかわからないと将来設計すらできません。アメリカでは「医者・弁護士・FP」3つの「かかりつけ」があるといわれています。人生の節目ごとに相談できるかかりつけのFPを探してみてください。

 

稲村優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFPR)、心理カウンセラー
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆業務を行い、テレビ・新聞・雑誌などのメディアでも活躍中。FP Cafe登録パートナー。
*公式ブログ 「FP優貴子のマネーライフ・エッセンス」
http://ameblo.jp/cfp-inamura/
*公式ホームページ「FP For You」
http://snowcake2013.wix.com/fp-yukiko
「(株)クレストコンサルティング」
http://www.crest-cc.co.jp
*公式facebook「FP For You」
https://www.facebook.com/fpforyoucfp

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