もしもお金のプロが「1年で100万貯めて」と言われたら?FP今関さんの場合は

OTONA SALONEでマネー記事を連載している3人のFPに、まったく同じ「1年で100万貯めてくださいと言われたら、自分ならどうしますか?」と質問しました。三者三様の貯め方ノウハウ、いったいどんな内容なのでしょう!2回めは今関倫子さんです。

1年間で100万円貯める。決してハードルは低くありません。とはいえ、できないこともありません。1年間で100万円を貯めるためには毎月8万3334円を貯める必要があります。もし、私が貯めるとするならなら、どう貯めていくのかをお伝えしていきます。

 

1■収入を増やすか、支出を減らすか

お金を貯めるためには、収入を増やすか支出を減らすかが必要です。収入を増やすとなると、転職して収入アップを目指す、もしく副業するかになります。ただし、副業をするなら本業に支障が出ない範囲でしなくてはなりません。

 

副業には色々な仕事があります。例えば、文章を書くのが好きなら在宅で空いた時間を見つけて執筆するライター業で稼ぐこともできます。

 

また、持っている資格を活かした仕事をするのもいいでしょう。専門的な知識など資格があれば、週末に講師業をすることもできます。もしアクセサリー作りが得意であれば「minne(ミンネ)」手作り作品を販売することもできます。

 

私のようなファイナンシャルプランナーの場合ですと、主な収入源となるマネー相談業務、セミナー講師業務、執筆業務の業務量を増やすことで収入アップすることができます。さらに収入を増やすと同時に支出を減らすことも検討します。

 

2■家計の見直しをする

仮に副業して4万円収入が得られるようになったとしても、毎月の貯蓄目標額に不足している4万3334円は支出を減らして貯蓄にまわせるかどうか家計を見直してみます。

 

支出を減らすためには、まず支出を全て書き出します。次に、家賃、食費、光熱費、生命保険料、携帯料金などの毎月必要な支出とそれ以外の支出に選別します。なかでも毎月必要な支出のうち、食費と生命保険料の見直しをしてみます。外食やお弁当などの購入することが多ければ、自炊にシフトすることで食費を抑えることはできます。

 

仕事をしていると帰宅してから食事を作るのは時間も取られるので週末に常備菜を作っておき、平日は帰宅してから食事の準備に手間がかからないようにしておくのもオススメです。また、外でのランチをやめてお弁当を持参することで節約することもできます。

 

例えば毎日800円のランチをとっていたら、800円×20日=1万6000円です。それを予算300円でお弁当を作れば300円×20日=6000円ですむので、1万円も節約することができます。また生命保険も無駄がないのかを見直しみましょう。

 

携帯料金については大手キャリアから格安SIMなどに変えることで節約することも可能です。それ以外の支出についても無駄なものがないか見直します。この1年で100万貯めると決めたら、洋服など購入しなくてもいい物は必要最低限におさえて貯蓄にまわします。

 

ここまで整理できたら、次にすることは…?

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