ヤセるだけじゃなかった!「高カカオチョコ」には、集中力が持続する効果も!! 何%以上だと効果的?【医師監修】
内臓脂肪を減らす指導・治療で著名な栗原 毅医師。試行錯誤の末、たどり着いたのが『高カカオチョコ習慣』でした。カカオ分70%以上のチョコレートを食前にひとかけら、それだけで満足感が生まれ、食べすぎを防ぎ、自然と健康が回復していくというもの。
10年ほど前から患者さんにすすめたところ、多くの方が減量に成功。肥満ぎみだった体形が健康的になるとともに、脂肪肝や高めの血糖値、血圧も改善されていったそうです。高カカオチョコを食べるという、自然でおいしい健康&ダイエット法について、提唱者の栗原医師にお話を伺いました。
◀関連記事「食前の「高カカオチョコ」で太りにくい体質に!? 医師が教えるラクしてやせる新習慣、摂るタイミングと量は?」では、効果的な高カカオチョコの接種タイミングと量について解説していただきました。
ダイエット以外にも多彩なうれしい作用をもたらす高カカオチョコ
カカオ成分から得られる健康効果は、脳のパフォーマンス向上やストレスの軽減、口臭・歯周病予防、血圧や血糖値の安定、美容効果など多方面におよびますが、とくに注目は集中力を持続させ、脳効率も高める効果です。
高カカオチョコには、疲れやすい脳を守り効率よく働かせる効能が!
デスクワークやリモート会議、SNS対応など、現代人は常に膨大な情報を処理しています。その結果、多くの人が自覚するのが「脳の疲れ」。頭が重い、集中が続かない、判断力が鈍る……これらは「脳疲労」のサインであり、パフォーマンス低下につながります。
そんななかうれしい報告があります。理化学研究所と明治の共同研究により、「高カカオチョコには、疲れやすい脳を守り効率よく働かせる効能がある」ことが明らかになりました。研究では高カカオチョコと低カカオチョコを摂取し、その後の行動を比較。結果は「高カカオチョコを摂取したあとは、集中力を測る課題でパフォーマンスの低下が見られず、長時間にわたって集中を維持。
さらに脳の働きを画像で解析すると、タスク遂行時の脳の使い方が効率的になっていた」というものでした。この力を支えているのがカカオポリフェノールです。血流を改善して脳に酸素や栄養を届けるとともに、抗酸化作用で活性酸素から脳を守る。その結果、情報処理がスムーズになり、長時間の業務でも集中が途切れにくくなるのです。
糖質オフよりラクにできて美容・健康効果も期待できる高カカオチョコ。タレント/モデルの近藤千尋さんも日ごろから食べているそうです。
参考にした書籍はこちら。
書名:ラクしてやせる新習慣 高カカオチョコダイエット 食前チョコでやせる!太らない!
監修者:栗原毅
定価:1650円(税込)
発売日:2025年11月29日(土)
判型・ページ数:A4 判/84ページ
発行:主婦の友社
ISBN:978-4-07-462798-1
※電子書籍も同時発売
監修者

(写真)栗原クリニック東京・日本橋院長 栗原 毅 医師
栗原 毅(くりはら たけし)
栗原クリニック東京・日本橋院長
医学博士。北里大学医学部卒業。東京女子医科大学教授、慶應義塾大学大学院教授を歴任。2008 年、メタボリックシンドロームや糖尿病などの生活習慣病の予防と治療を目的とした栗原クリニック東京・日本橋を開院。「血液サラサラ」の提唱者の一人でもある。主な著書・監修書に『眠れなくなるほど面白い 図解 肝臓の話』(日本文芸社)、『図解ですぐわかる 自力でみるみる改善! 脂肪肝』(河出書房新社)、『決定版! 内臓脂肪を落とす名医のワザ』(宝島社)、『内臓脂肪の名医が教える「やせる食べ物」大全』(主婦の友社)など多数。
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