「させていただきます」はNG!丁寧すぎて逆に無礼な敬語7選

2018.06.11 QUIZ

4「お帰りになられる」→「お帰りになる」でOK

「お〇〇になる」も「〇〇になられる」も敬語なので、「お〇〇になられる」という言葉は二重敬語です。

  •  先ほどお帰りになられました。
  • もうお休みになられますか?
  • いつごろお越しになられますか?

これがぐっとシンプルに変わります。

  • 先ほどお帰りになりました。
  • もうお休みになりますか?
  • いつごろお越しになりますか?

 

5「ご覧になられる」→「ご覧になる」でOK

同様に「ご〇〇になられる」も二重敬語です。

  • この映画はもうご覧になられましたか。

これは

  • この映画はもうご覧になりましたか。

でOKなのです。

 

6「させていただきます」→「いたします」でOK

冒頭部分でも、また冒頭部分のリンク先記事でも解説していますが、
この「させていただく」は「誰かが許可をした」ということを強調したい場合にだけ適している言葉であり、普段は使わない方が良いと感じます。

  • お手元の資料について、ご説明させていただきます。
  • 添付の書類について、ご紹介させていただきます。

「させていただきます」を「いたします」にしてみますね。

  • お手元の資料について、ご説明いたします。
  • 添付の書類について、ご紹介いたします。

どうでしょう?
シンプルに「いたします」とするだけで、余計なものが削ぎ落とされ、かえって丁寧さが際立ちますよね。

 

7 なんと三重敬語!「お召し上がりになられる」→「召し上がる」でOK

こちらは上記二重敬語の合わせ技ですね。
「召し上がる」が既に尊敬語ですので、これだけでいいのですが、「お」がついて、さらに「られる」までついています。
三重敬語に相当します。

  • 昼食はもうお召し上がりになられましたか?
  • 昼食はもう召し上がりましたか?

 

慇懃無礼という言葉があります。言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼である様子を表す言葉です。
丁寧に、丁寧に、と思う余り、過剰になっては行き過ぎてしまいます。
そして、言葉はシンプルな方が伝わりやすいもの。真摯な気持ちが伝われば、言葉はそれほど飾らなくてもいいのです。

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