ほったらかしでもズボラでもお金が貯まる!秘訣は「銀行口座」のこの使い方
「お金がなかなか貯められない」というマネー相談の中には、「家計簿が続かなくて……」という悩みが結構あります。
確かに、お金を貯めるには、毎月どれだけお金をつかっているのか支出を把握するのがとても大切です。でも、その支出を把握するための家計簿がストレスになっては、把握どころか「何もできない」まま時間だけ過ぎていくのです。
家計簿をつけるのが苦手な方は、無理して家計簿をつけなくても大丈夫。こうして銀行口座を分けるだけでお金を貯めることはできるんです! そのコツをご紹介します。
■お金をただ銀行口座に分けるだけ!口座はこの3つ
お金を貯めようと意気込んでも、家計簿をつけることにヘトヘトになってしまいお金貯めるまでにいきつかないケースは少なくありません。1円単位で細かくつけ、毎月いくら何にお金をつかっているのかは家計簿を見ればわかるようにはなったものの、セカンドステップはどうしたらいいのかわからないようです。
たしかに、お金を貯める前のファーストステップとして支出を把握するのは大前提ですが、把握した後にはお金を貯める運用先はどこがいいだろう?と難しく考えてしまい次のステップのハードルをあげてしまうようです。
まずは、単純にお金を3つの口座に振り分けることからはじめましょう。
1.給料が入る銀行口座
2.お金を貯める銀行口座
3.引き落とし用の銀行口座
まず、1の銀行口座にお金が振り込まれたら、2の銀行口座に毎月決めた貯蓄額を入れます。
毎月1から2の口座に毎月、決まった金額を自動的に他の銀行口座に振込できるよう定額自動振込サービスを利用すると便利です。
3の引き落とし用の銀行口座を作っておけば、毎月引き落としされる金額も把握するのに便利です。
1の銀行口座に給料が入ったら、2と3の銀行口座に振り分け、1の銀行口座に残ったお金が次の給料までに使ってよいお金というわけです。
このようにお金の管理ができていれば、家計簿をつけなくてもお金の流れが自然と把握できます。ただし、これから口座を作るのであれば振込手数料がかからない銀行口座を選ぶとよいでしょう。
■銀行口座を作る銀行はどこがいい?金利ではなくサービスを見る
低金利が続いているため、銀行に預けてもお金は殖えません。少しでも金利が高い銀行にしたいと考えても、ほんのわずかの金利差なのでその金利を比べて選ぶよりサービスで選ぶのが得策です。
お金を引き出す時の手数料や振込手数料が安いところで選ぶのはポイントです。なかでもオススメなのがネット銀行です。ネット銀行ならコンビニのATM手数料が24時間365日無料で使えたり、振込手数料が一定回数無料になったりします。
- ソニー銀行
セブンイレブンなら24時間365日何回でも無料で、他のコンビニでもステージによって一定回数~無制限で無料です。振込手数料は同行宛てなら無料、他行宛てならステージによって一定回数無料になります。
- 住信SBIネット銀行
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップではランクによってATM出金手数料は月2回~15回無料となります。振込手数料は同行宛てなら無料、他行宛てなら一定回数無料になります。
- イオン銀行
ミニストップなどに設置されているイオン銀行のATMなら24時間365日いつでもATM出金手数料は無料です。振込手数料は同行宛てなら無料、他行宛てならステージによって月0~5回まで無料になります。年会費無料の「イオンカードセレクト」を保有すれば金利が0.1%になります。また店舗窓口が365日無休で夜9時まで営業しているので、仕事帰りに資産運用に立ち寄ることもできます。
銀行口座にお金をわけて、お金が貯まる仕組み作りができたら、その次のステップとして個人型確定拠出年金やNISAなどを税制優遇受けながら余裕資金で資産運用をはじめるのがオススメです。
↓FP相談は下記リンクからできます!↓
今関倫子 ファイナンシャル・プランナー
外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー。
スポンサーリンク