
#98 どうする?「ただの友達」から告白されたら【40代編集長の婚活記】
恋愛はケ セラ セラ
いよいよ来る……!
スペイン語で「なるようになる」という意味のカクテル「Que Sera, Sera(ケセラセラ)」を口にして、彼の言葉の続きを待った。
ゴクリ。
カクテルを飲む喉が鳴った。私はいま、緊張している。告白されたら、私は何て答えよう……。
ロンドン「あ、どうしよう」
小さな声で彼がつぶやいた。さっきまで私に恋愛論を語っていた彼とは、また違う表情を見せた。間接照明のバーであってもわかるくらい、耳が赤い。照れている? 彼も、緊張しているんだ。
アサミ「大丈夫? ちょっと酔ってきた? お水、もらおうか?」
たぶん告白をしてくるであろうロンドンくん。彼の緊張を少しでもほぐせたら、と思った。
ロンドン「ううん。今日はそんなに飲んでないし、大丈夫。ありがと」
照れてる彼にキュンとする
ロンドン「笑わない?」
アサミ「うん。笑わない」
ずっとただの友達関係だったから、その先に進むための一歩は意外と勇気がいる。笑われるかもしれないと思うロンドンくんの気持ちはよくわかる。
ロンドン「ロンドンにいる7年で4人と付き合ったって言ったけど……実はそこまで本気じゃなかったかもしれない。さみしかったんだと思う」
アサミ「さみしかった?」
ロンドン「うん。それなりに英語は勉強したし上達したと思うけど、やっぱりネイティブじゃないし、伝えたいことがうまく伝わらないストレスが……あったかも。だから、なんとなく付き合ってた」
アサミ「さみしさを紛らわせたくて?」
ロンドン「たぶんね。日本に帰ってきて、言いたいこと言えて、聞いてもらえて……すごく癒されるのがわかった」
「好きになっちゃった人」って
アサミ「ここで癒された?」
ロンドン「うん。ちょっとずつ感じてたんだけど、このホッとする感じが幸せだなってわかって」
さみしさからの癒し……。だから、こんな宗旨替えのような気持ちになったのね。数年前は平然と偽装彼女をお願いするくらい、何とも思っていなかったわけだから。
グラスのそばに置いていた私の手の上に、スッと自分の手を重ねてきた彼。たぶん私も、顔が赤くなっているはず。
ロンドン「好きになっちゃったんだ」
アサミ「うん……」
あぁ、ついに「ただの友達」から告白されるんだ。
100%、200%恋愛対象にならないって、お互いに思っていたのに。友達の関係を壊すのが怖いと思っていたのに。だけど、そういう思考回路が私の恋愛センサーを阻んでいたんだから、もうやめる。自分に素直に、なるように……なれ!
ロンドン「この人のことが……♡」
彼は恥ずかしそうに指をさしながら言った。そして、その指の先にいるのは……マスターだった。
【ロンドンくんが好きになった人って、え、そういうコト⁉ 続きはコチラ】
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