#99 婚活1年10カ月でやっとわかった「大きな間違い」【40代編集長の婚活記】

2018.06.27 LOVE

40代の婚活は山あり、谷あり。46歳・未婚・独身のOTONA SALONE編集長アサミ、ただいま婚活歴1年10カ月。新たな出会いを期待して入った新宿のバー。カメラマンのロンドンくんと7年ぶり、偶然の再会をした。この出会いはもしや、運命⁉

さらに彼が口にする意味深な言葉に「もしかして告白される⁉」と妄想がふくらんでいき……。これは40代独女の「実名+顔出し」で書いている、リアル婚活ドキュメントである。

 

ロンドンくんの好きな人

新宿のカウンターバー、客は私とロンドンくんの二人きり。

ロンドン「好きになっちゃったんだ」

前から一緒にいて楽しいし、ホッとする相手だと思っていた。けれど、今日「好き」という感情だとわかったと言う彼。

アサミ「うん……」

あぁ、ついに「ただの友達」から告白されるんだ。

そう期待してドキドキしながら待っていた。けれど、私の婚活はどうも一筋縄ではいかないらしい。

ロンドン「この人のことが……♡」

恥ずかしそうに彼が指さした先にいたのは……私ではない。マスターだった。

付け加えておくが、マスターは男性である。

 

「独女とゲイ」に共通するもの

ロンドンくんはいわゆる、ゲイの男性だった。そんなことは出会った頃から百も承知。

そうよね……やっぱり宗旨替えなんてしてそう簡単にはしないよね(苦笑)。

私にはゲイだとカミングアウトしていたからこそ、その昔こんな話を持ち掛けてきたわけで。

ロンドン「自分の親が万が一な状況になって嫁の顔くらい見せろって本気で言われたらさ、お互いフリーならフェイクでいいから一緒に来て。偽装彼女やってよ」

両親にはカミングアウトしていなかった彼。ときどき「もういい年なんだからいい加減、お嫁さん候補でも連れてきなさい」と言われ、それを煩わしく思っていたという。

その気持ちはよくわかる。当時30代後半で恋人のいない独女だった私にも共通したことだったから。

お互いの利害関係が一致(?)したので、「いいよ」と同意したのだった。

 

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