スナイパー小林が選ぶ、2018年春ドラマベスト3!第一位は果たして…?

2018年も半分が過ぎました。ああ寒い、花粉症? あら、五月病??なんてうっかりしていたらすでに春ドラマも終了へ。今クール、ネットでよく話題になったドラマといえば『おっさんずラブ』(テレビ朝日系)は外せません。深夜ドラマにもかかわらず、最終回にドラマタイトルがツイッター検索の世界ランクを記録するなんて誰が想像したことか。男性同士の恋愛という日本ではまだ誤解されがちな内容でした。でも田中圭の愛くるしさがすべてを楽しさに変換してくれたように思うのです。

 

と、ベタ褒めしておきながら『おっさんずラブ』が第一位ではないのですが、ドラマヲタを代表してライターのスナイパー小林が春ドラマを総評して参ります。一位になってもけしてなんの賞品もございませんが、愛とときめきを込めて選ばせていただきました。

 

第3位『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系・主演 杉咲花)

『花のち晴れ』公式サイトより

 

毎週、リアタイするためにどんなに忙しくても、合コンの誘いがあろうとも火曜夜は必死で仕事を終えて帰宅。それくらいハマりまくっていたのが『花晴れ』です。

 

このドラマ、本当に設定がよくできていました。まずはタイトルにもあるように14年前にまだオトナサローネ世代が20代だったころ放送された『花より男子』(2005年)の続編であったこと。そもそも原作コミックが累計販売部数6100万部と現実なのか、夢なのか分からないような数字を叩き出しています。中高生時代に読んだマンガのドラマ化だとハマり、気分は牧野つくし(井上真央演)だった毎週金曜22時。

 

いつの間にか中年ゾーンに足を踏みれました、キャリアだ、結婚だ、出産だ、ワンオペだと次々にハードルを上げられる日々の清涼剤だったのかもしれません。そんな「しょーもない!」ことで振り回されている、我々のときめきをこのドラマが取り戻してくれたように思うのです。普通の女子高生が金持ちでイケメン男子にいきなり好かれるとか、デートをすれば男子が店を買い取っちゃうとか……もう「ありえないっつーの!」な設定もこのシリーズなら納得。

 

そしてしっかり次世代のファン層も獲得。好きすぎて敢えて原作は読んでおりませんが、最終回は”リターンズ”を彷彿させる終焉。でもできればラストシーンで音(杉咲花)と神楽木(平野紫耀)とイチャコラしてほしかったな……。ギリギリで野菜炒めとか作っている場合じゃなかったような……。

 

第2位『ブラックペアン』(TBS系・主演 二宮和也)

『ブラックペアン』公式サイトより

放送当初、主演のスターに衝撃的なスキャンダルがございました。国民的スターだって恋愛はすると思うのですけど、噂のお相手から発する強烈な自己顕示パワーが視聴する熱を一旦下げてしまった。なんかモヤモヤしたものが残るんですよね。竹内涼真くんと内野聖陽さんだけが心の頼り(あ、内野さんも昔とんでもないスクープ写真があったような)でした。念のため伝えておきますが、こんな熱く語っていますけどけしてスターのファンでもなんでもありません。悪しからず。

 

でもやっぱり役者・二宮は素晴らしかった……。

 

「死ねよ」

「邪魔」

「どけ」

 

人として最悪の言葉をマシュマロキャッチのようにポンポン浴びせてくる渡海先生(二宮和也)。最悪なのは言葉だけではなく行動にも及んでいました。医療ミスのもみ消しを1000万円で恐喝するわ、職場を完全自宅化するという労局がすっ飛んできそうなことをするわ、すぐに昼寝するわ。でも医療技術だけは一線級。彼のその先へ押し出ることができる医者はいない。

 

本当に”嫌なヤツ”の演技で視聴者を引き込む稀代の俳優にはなかなかお目にかかれない。それくらいは一般の方のざっと10倍ほどドラマや映画を見ているので知っています。その才能をひさびさに『ブラックペアン』で見ることができました。ありがとうございます。結果、放送当初のモヤモヤは消え「歌って踊れて、演技はハリウッドクラスなら仕方かない……」と敬服。もっともっと彼の演技が見たいと気持ちがそそられました。

 

ところで一時は渡海先生の助手を辞めたいと言っていた世良先生(竹内涼真)。類稀な渡海先生の技術がすぐ側で学ぶことができるなら、授業料を払っても惜しくない。怒号も罵声もわがままも我慢しておいて良かったと思うのは私だけでしょうか。現に第6話の工事現場事故の影響で、院内に緊急事態が起きたときも一番手際が良かったのは世良先生でしたしね。続編というよりも映画で渡海先生のその後を確かめたい。ちょっとリクエストしてきます。

 

第1位『モンテクリスト伯ー華麗なる復讐ー』(フジテレビ系・主演 ディーン・フジオカ)

『モンテクリスト伯ー華麗なる復讐ー』公式サイトより

 

人が「落ちる」瞬間というのは多々ありますが、中でもギャップやダークホース(的な)を目撃したときに心が燃え上がると聞いたことがあります。その気持ちを感じさせてくれたのが『モンテクリスト伯ー華麗なる復讐ー』。

 

これも『ブラックペアン』とやや似た現象ですが、スタート前の期待値が個人的に低かった。この作品の前にもディーン様が主演を務めた『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系・2017年)もタイトル通りに脅迫、復讐モノ。朝ドラ『あさが来た』(NHK総合・2015年)で日本女性を魅了してロスまで起こした五代様は何処へ。少し、ディーン様のイケメンぶりに失速感を感じていたのです。

 

そして見始めると第3話あたりのモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)が本格的に復讐をスタートさせた頃から、私の中の事態は一転。面白さがどんどん増量していくではありませんか。

 

友情の裏切り、怨恨、親子近親相姦、殺人。現在では放送禁止ギリギリになるであろう設定の数々が、見ている側に恐怖と焦燥を与えてきます。入間公平(高橋克典)のクズ人間ぶりも、その妻・瑛理奈(山口紗弥加)のサイコパスも完璧そのものでした。なぜ終盤まで真海が暖だと皆が気づかなかったのか? など細かいことはもう割愛。どうでもいい。

 

この気持ちは視聴者も制作側も同じだったのか、最終回はなんと2時間スペシャルに。真海が次々に仕掛けていく悲しい伏線はすべては復讐のため。時折見せる寂しげな表情が「この人はきっとこんなことをしたんくないんだろうな」と思わせるほど、作品にハマりました。今クール、文句無しに一番面白かったです。

スポンサーリンク

この記事を友達に教えたい!と思ったら、シェア!

 

この記事が面白かったら

「いいね!」してね

 

藤原紀香、梨園入りしても芸能活動をやめないたった1つの理由

新年一発めの記事は、藤原紀香にしよう。そう思っていたところ、昨年末、紀香主演のドラマ「眠れぬ真珠」(日本テレビ系)が放送されました。紀香の役どころは、更年期障害…

小泉今日子、前代未聞の不倫宣言でピンチを迎えたのは誰か?

みなさんは”逆張り”という言葉をお聞きになったことがありますか?これは株式投資用語で、株価格が急変したとき、あえて流れに逆らって売買をすることを言います。奇しくも…

高垣麗子、再婚夫の逮捕から考える「美人税を払わされる人」

人気モデル・高垣麗子の夫、音楽プロデューサー・森田昌典が香港から金塊を密輸しようとしたとして、関税法違反や消費税法違反で逮捕されました。1880万相当の金塊を荷物に…

フィギュア宇野昌磨「ド天然語録」振り返り!尊すぎて全地球が救われる

けして暗い話なわけではありませんが、独身女性が思いを馳せるかのように気に留めてしまうもののひとつに”母性”があるのではないでしょうか。街中を歩いてると無邪気に笑う…

オアシズ・大久保佳代子にみる、女性を悩ます「オトコのプライド」問題

女優の浅野ゆう子、作家の阿川佐和子など、還暦間近の有名人が相次いで結婚を発表しています。浅野は書面で「お互いこの年齢でとも思いましたが、この年齢だからこそ、互い…

華原朋美、今もバーキンにこだわるオンナのヤバさとは

今年の三月頃、華原朋美のインスタグラムを見ていた時に思いました。こりゃ、パパ、もしくは訳ありな彼氏がいるなと。ファーストクラスでの旅行、エルメスのバーキン、サプ…

阿川佐和子、結婚でテレビ出まくる姿に学ぶ「幸せ披露」で敵を作らないお作法

社会人になったら、「ヒトの幸せは面白くない」と教えるべきではないでしょうか。なんとひねくれている発言かと眉をひそめる読者の方もいらっしゃるでしょうし、ひねくれて…

斉藤由貴を見習え!三度の不倫でもノーダメージな魔性のオンナの心得とは

何度かお話ししているとおり、私は「間違いだらけの婚活にサヨナラ!」(主婦と生活社)を上梓した関係で、婚活中の女性とメールのやりとりをしています。先日はアラフォー…

宮沢りえ、再婚報道で思い出される「人生を変えた運命のフタリ」

“考える婚活””オトコの行動を読む婚活”を提唱している私ですが、婚活の最終的な決め手は縁だと思っています。本人同士がいくら頑張っても、縁がなければダメなのです。縁イ…

佐藤琢磨の行方は?『5時に夢中!』内藤が仕組んだ衝撃の略奪婚

今日は“勝つ不倫”について考えてみたいと思います。“勝つ不倫”とはズバリ略奪のことです。“勝つ不倫”ができるオンナとは……“勝つ不倫”を成し遂げるために、必要なものが2つ…

『義母と娘のブルース』の綾瀬はるかに見た、バツイチ子持ち男性との可能性

仕事、結婚出産。私たちはこの3語にどれだけ振り回されきたか。実際、そのひとりではあるのですがすべて夏のせいにして避けているスナイパー小林です。その結婚の形にバツイチ男性との再婚があります。もしかしたら…

『健康で文化的な最低限度の生活』この現実に吉岡里穂はどう立ち向かうのか

2018年夏ドラマ一挙開幕。テレビヲタとしては花火大会よりも心でいろいろ打ち上がるほど盛り上がっています。平成最後の夏ですもの、ドラマティックにぶちまかしたい。さて今回は『健康で文化的な最低限度の生活』(…

2018年夏の深夜ドラマは女の欲望とダメ男が渦巻く?独女にオススメ4作品!

2018夏ドラマが開幕。ゴールデンタイムの見どころは先週まとめましたが、今週は深夜ドラマをクローズアップ。深夜ドラマの帝王といえば私の中でテレビ東京さんが帝王に君臨中です。今クールは吉沢亮さん主演『GIVER …

2018年夏ドラマの見どころを先取りまとめ!この夏は女優陣がアツいかも

夏ドラマがそろそろ始まる……ということで、ゴールデンタイムに放送するドラマを総ざらい。ライターのスナイパー小林がドラマヲタの愛を持って期待度を★3段階で評価していきます。ざっとタイトルをチェックすると”女…

36歳になった安達祐実が、昔よりもダントツ可愛くてビビる

ここ数年で「可愛いなあ」と気になる女性のひとりに安達祐実さんがいます。彼女の存在が言わずもがな、ですが子役時代から大活躍。カレーのCM「具が大きい!」に始まり「同情するなら金をくれ!」など数々の名言を世…

春ドラマ「あないえ」「花晴れ」「朝ドラ」から見る3人のヤバイ女

最近、ぼんやり考えていることがあります。結局のところ、一般的に女性から嫌われるような女性こそが幸せを掴むのではないかと。好きな男性を落とすためならなりふり構わず、猪突猛進。端から見ているとみっともない…

金22「あなたには帰る家がある」が不倫・離婚・ダメ人間だらけすぎて見どころ満載!

青春胸キュンもの、復讐劇、おっさんの恋愛となかなか楽しい春ドラマも終盤へ。中でも『OTONA SALONE』編集長がお気に入りということで今回書くのは『あなたには帰る家がある』(TBS系・毎週金曜22時放送)について…

ジャニーズの新王子たち、King&Princeが私たちをシンデレラにしてくれる

「♪キミはシンデレラガール my precious one」ここ最近、テレビやラジオからよく流れてくる『King&Prince』のデビュー曲『シンデレラガール』。ジャニーズの新生6人グループで、都内中にもアドトラックが疾走中、…

40代独女が鬼モテする地方一人飲みの法則まとめ【保存版】

たまたま取材で長期間を地方で過ごすことになった私。東京で過ごす普段通りに一人で飲みに出かけたら、アラフォーらしからぬとんでもないモテ方をして天国を見た……というお話。ここまで第一回、第二回、第三回、第四…

中年男子が可愛い!「おっさんずラブ」が世に残した功績が大きすぎる

ドラマ『おっさんずラブ』(テレビ朝日系・毎週土曜11時15分〜)が熱い。深夜放送なのに毎週放送後にネットが騒つくほど人気を見せています。ただドラマが男同士の恋愛を取り上げたというだけで盛り上がっているわけ…

スポンサーリンク

スポンサーリンク

注目の記事

LIFEに関する最新記事