40代が家を買うなら。住宅ローンはいくらまで?オリンピック後がいい?

これまで住宅ローンの負担もなく、引越しも気軽にできる身軽な賃貸がいいと思って過ごしてきた30代。40代になると老後のことも頭をよぎりはじめると思います。

家を買いたくなってきたけど、住宅ローンはいくらまで組んでも大丈夫なのかしら? 買うならオリンピックあとまで待った方がいいの?などの気になる住宅ローンと買うタイミングについてお伝えします。

 

■住宅ローン、いくらまで借りてもいい?

住宅ローンはできれば現役のうちに完済したいものです。再雇用で収入が減少してからや、年金生活に入ってからも住宅ローンの返済に追われるのはさけたいですよね。

 

住宅ローンの借入額は、銀行が貸してくれる借入可能額ではなく、無理なく返済できる金額を基準に決めなくてはなりません。年収の〇倍という説もありますが、自分が無理なく毎月返済できる借入可能額はいくらなのか、年収、金利、返済期間などから借入可能額をシミュレーションしてみます。

 

シミュレーションは銀行のHPにある住宅ローンシミュレーションなどでも目安を算出することもできます。ただし、実際には借りる人の状況によって優遇金利があったり、借入額が少なくなったりすることもあるので、確実な借入可能額については銀行でローン審査を受ける必要があります。

 

■住宅費用は「住宅ローンだけ」ではない

たとえば、ある銀行では、年収500万円の人の場合、金利1.2%、返済期間20年、元利均等返済、ボーナス払いなしだと借入可能額が3110万円になります。3110万円借入れた場合の返済額は毎月約14万6000円になります。

さらに管理費、修繕積立金、固定資産税など住宅ローン返済以外にかかるお金をプラスして、トータル金額は無理なく支払える金額なのかを考える必要があります。

 

一方、借入可能額の限度まで借入れせず、金利1.2%、返済期間20年、元利均等返済、借入額2000万円にすれば、毎月のローン返済額は約9万4000円になります。借入額が約1100万円違うと、毎月の返済額の差も大きくなります。

 

また、ボーナス払いを含めると、毎月の返済額はおさえられますが、ボーナスの支給額が会社の経営状況によって変動する可能性があるので、ボーナス払いしないで毎月の返済額をシミュレーションするのが得策です。

 

住宅ローン借入時の返済期間が60歳を超える場合は、繰上げ返済して退職前までに完済できるかも考えましょう。退職金で完済するというのもひとつですが、退職金は老後の年金だけでは不足する生活費にも充てたいので、住宅ローンの借入れは老後費用も踏まえ自分にとって無理のない返済額が借入れていい金額とするのがベストです。

 

■買うタイミングはオリンピックのあと?

オリンピックあとは物件価値が下がるから、買うならそこまで待つと考えている人もいます。エリアによって物件価値が下がる場合もあるかもしれませんが、人気エリアでも下がるのかと言えば、そうでもないと考えられます。

 

オリンピックというより、そもそも少子高齢化で人口が減少する地域であれば需要も減少するため物件価値は下がる可能性はあります。

 

しかしながら、人口が集中する人気エリアでは物件価格が下がるとこと考えにくいです。また、オリンピックあとに買いたい人が殺到すれば、物件価格は下がらないばかりか、銀行の住宅ローン金利が今より上がる可能性が考えられます。

 

■結論、住宅を買うタイミングは

もし、オリンピックあとから家を探しはじめても、買いたい物件を手に入れられるともかぎりません。結論からいうと買うタイミングは自分が欲しいと思った家と金額が合っていればオリンピック前でも購入するのがオススメです。

中古の場合、売主は市場価格を目安に売却価格を決めることが多いですが、売主が早く売却したいなど事情があるケースだと市場より安い金額で売却することもあります。

 

また、オリンピックあととなると2年~3年もの間も家賃を支払うと考えれば家賃が10万円だとしたら年間で120万円、3年間で360万円支払うことになりますので、物件を買うまで支払い続ける家賃のことも含めて総合的に考えましょう。

 

家は自分が良いと思える条件で気に入った物件が見つかったときが、買うタイミングです。

 

40代で家を買うなら、老後の生活も考慮し無理のない住宅ローン金額で購入できる物件を探すことが大切です。また、購入後に実家にもどることになったり、結婚したり女性のライフプランは変化しやすいので、売却しやすい、貸しやすい物件であるかどうかも物件選びのポイントです。

 

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今関倫子 ファイナンシャル・プランナー

外資系保険会社勤務中にファイナンシャル・プランナー(FP)を目指し、AFP(日本FP協会認定)資格取得後、独立系FP事務所に転職。女性を中心に年間のべ200件以上のマネー相談を受け、多くの経験を経て独立。個人マネー相談、執筆、マネーセミナーを中心に活動中。FPCafe登録パートナー

 

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