ホットフラッシュに悩む更年期世代こそ「汗を気にして薄着」はNG!下半身を温めるべき納得の理由と腸活のススメ【石原新菜先生が解説】

ぽかぽか陽気に誘われて薄着で外出をしたはいいけれど、手足が冷えて翌日はなぜか体がぐったり……。そんな経験はありませんか?

寒い日と温かい日が交互にやってくる「三寒四温」のこの時期こそ、「うっかり冷えに注意をして」と女性の温活を推奨するイシハラクリニック副院長の石原新菜先生。季節の変わり目に必要な温活についてお話を聞く連載の後編です。

【石原新菜先生の“ご自愛温活”のすすめ#6 後編】

更年期の「ホットフラッシュ」がある人こそ、下半身を温めて

更年期のホットフラッシュがひどいと、急に汗が出るのを避けたくて、一日中薄着で過ごす方がいますが、逆に温活を取り入れることで更年期症状がラクになることもあります。この場合の温活ポイントは下半身を温めること。

 

漢方の考え方で、更年期には「昇症(しょうしょう)」という症状があります。これは下半身が冷えて、上半身に血液が上がってしまっている状態で、ホットフラッシュのほか、のぼせ、ほてり、不眠などの更年期症状の原因のひとつです。

 

この場合、冷えた下半身をしっかり温めることで、血液が上に上がりにくくなり、このような不調を改善することができます。対策には「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」をイメージしてください。靴下やレギンス、レッグウォーマーで下半身をしっかり温め、上半身は涼しくても大丈夫です。

 

「腸活」で、春の心と体の不調が軽くなる

外出時の服装に気をつけながら、気候が温かくなってきても、一日の終わりにはシャワーでなく湯船につかることで、自律神経を整えるサポートになります。もちろん十分な睡眠も欠かせません。

 

加えて、自律神経を整えるために注目したいのが「腸活」です。脳と腸はつながっているという脳腸相関(のうちょうそうかん)」という言葉があるように、腸を整えることは自律神経を整えることにもつながります。

 

納豆や漬物などの発酵食品や、腸の菌が喜ぶ食物繊維をたっぷりとって腸内環境を整えると、免疫力の底上げになるだけでなく、便通の改善や美肌になるなどいいことばかり。

 

また脳のハッピーホルモンであるセロトニンの原料も腸内細菌が作ってくれます。セロトニンの分泌は自律神経とも深くかかわっているので、季節の変わり目こそ腸内環境を整える食事を心がけましょう。

 

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【解説】
イシハラクリニック 副院長
石原新菜先生

ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ理事。1980年 長崎市生まれ。小学2年生までスイスで過ごし、高校卒業まで静岡県伊東市で育つ。2000年4月帝京大学医学部に入学し、卒業後は同大学病院で2年間の研修医を経て、現在父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。

 

撮影/森崎一寿美

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