血糖値が10%ダウン、肝臓の数値も10%以上改善。エビデンスが証明するスーパー野菜「ブロッコリースプラウト」の実力とは【お茶の水女子大 食物栄養学科教授が解説】

スルフォラファンのスゴイ効果4▶動脈硬化の進行を抑える

動脈硬化とは、血管内で増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールがプラーク(こぶ)となって血管内に貼りつき、慢性的に炎症が起きている状態です。放置すると心筋梗塞、脳卒中を引き起こすリスクがあるため、早めの対策が肝心です。

 

活性酸素と炎症にブレーキをかけ、悪玉コレステロールを改善

スルフォラファンには、動脈硬化の進行を抑える可能性があります。筑波学園病院の谷中昭典医師(研究当時・東京理科大学)による研究で、明らかになりました。

コレステロール値に異常がある男女50人を対象に行った研究によると、スルフォラファンを摂取したグループは、摂取していないグループに比べて動脈硬化の進行を示す指標に改善が見られたのです。スルフォラファンの抗酸化・抗炎症作用が、血管の内壁の炎症を緩和することで、動脈硬化の進行にブレーキをかけた可能性があります。

更年期を迎えると血管の柔軟性を保つエストロゲンが減少するため、動脈硬化には特に注意が必要です。「何となく不調」が続いたら、血管の悲鳴かもしれません。予防対策の一つとして、ブロッコリースプラウトを食べる習慣にしてみませんか。

 

こんなもんじゃない!スルフォラファンの超絶効果

そのほかにも、スルフォラファンはあらゆる研究が進んでおり、以下の可能性も期待されています。

 

・腸内フローラのバランスを整え、肥満を抑える

・酸化ストレスから腸を守り、便秘や便通機能を改善する

・ピロリ菌を殺菌して胃がんを予防する

・免疫力や抵抗力を高め、花粉症や風邪症状を軽減する

・脱毛の原因物質を分解し、脱毛症を予防する

ブロッコリースプラウトを食べるポイントは、「生で食べる」「よく噛んで食べる」の2点です。スーパーで簡単に手に入るので、サラダ、味噌汁、主菜、副菜などにアレンジして、心と体を内側から健康にするスプラウト生活を試してみてください。

 

◆今回参考にしたのは…

「ブロッコリースプラウトのすごい健康長寿力」(主婦の友社)(amazonはコチラ

ブロッコリースプラウトには、
健康維持、病気予防などに優れた効果があることが、
多くの研究で判明しています。
発芽野菜のことを英語でスプラウトといい、
ブロッコリースプラウトとは「ブロッコリーの新芽」を指します。

なかでも「スルフォラファン」という成分は、
強力な抗酸化作用があり、
美肌やエイジングケア、生活習慣病の改善、
免疫力アップなど様々な効能を発揮します。

さらに最新研究では「超硫黄分子」という新たな成分も発見され、
腸内環境改善、ダイエットなど
多くの健康パワーをもっており、
世界中から注目されています。

本書では高成分野菜のブロッコリースプラウトの魅力を
豊富なイラストや図解で、分かりやすくお届けします。

1.ブロッコリースプラウトの驚くべき健康パワー
●老化現象や体調不良を予防する「スルフォラファン」
●「スルフォラファン」の歴史は、がん予防から始まった
●ブロッコリーの最大20倍以上!「スルフォラファン」が大量に含まれるブロッコリースプラウト

2.「スルフォラファン」のここがすごい!
●効能1:強力な抗酸化作用で、肌のシミ、シワを防ぐ
●効能2:動脈硬化の進行を抑制
●効能3:血糖値を下げて、糖尿病を改善
●効能4:肝臓のダメージを防ぐ
●効能5:腸内フローラのバランスを整える
●効能6:便秘・便通の改善 など

3.最新研究で判明した「超硫黄分子(ちょういおうぶんし)」の健康効果を最速レポート!
●「超硫黄分子」が体に良い理由
●「超硫黄分子」は、細胞のミトコンドリアを元気にする
●「超硫黄分子」の抗酸化作用が細胞のダメージを防ぐ
●「超硫黄分子」と「スルフォラファン」は含有量が相関することが判明

4.「スルフォラファン」「超硫黄分子」を効率的に摂るお手軽37レシピ
●ブロッコリースプラウト×納豆で効果絶大レシピ
●ブロッコリースプラウトの大満足主菜
●ブロッコリースプラウトを使った便利な副菜 など盛りだくさん

 

ムック抜粋部分監修/

お茶の水女子大学 生活科学部 食物栄養学科

森光康次郎教授

 

基幹研究院自然科学系・大学院ライフサイエンス専攻に所属。野菜を中心とした食品機能性成分を化学的に明らかにするとともに、その生理作用機構などを生化学的アプローチで解析・研究している。編著書に『最強の健康野菜 ブロッコリースプラウトが体にいいワケ』(河出書房新社)などがある。

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