#115「男の本音」がわからない。二人で食事はデートか、仕事か?【40代編集長の婚活記】
いまさら変更をお願いしにくい
せめてランチに変更できないかしら。……と思ったけれど、相手の来週という提案に対して再来週への変更をお願いしているので、さらなる変更はしにくい。
しかもディナーをランチに変更するお願いって、メールで何て書いたらいいかわからない。かといって、いまさら断ることもできない。
よし、グレーゾーンで返信しよう。
アサミ「牡蠣だけがあたってしまって以来お別れしましたが、あとは何でも食べます。弊社のあたりは何もありませんので、御社近くのエリアにお伺いします!」
弊社とか御社という言葉を使い、なんとなくこちらはビジネスモードだと思っている風を残して返信した。「プライベートじゃありませんよ」「勘違いしてませんよ」的な感じだ。あ、でもこれって自然と壁を作ってるってことかしら。恋愛にご無沙汰ゆえの警戒……?
待ち合わせは19:30、青山
待ち合わせたのは、青山にあるカジュアルフレンチ。お洒落だけど気取らずに入れそうなお店だった。ジェントル「19:30から2名、僕の名前で予約しています」
約束の当日、何を着ていこうか迷った。婚活モードのときは最近できるだけスカートにしていた。だけど、ジェントルさんは何者なのか、どういうつもりで会うのか、いまだによくわからない。
とりあえず、警戒モードで行こう……。
真意がわからず、悩むアサミ
ジェントルさんのお誘いが、デートなのか、ビジネスディナーなのか問題。ビジネスだったら、ほぼ初対面でいきなりディナーはないよな。ランチやお茶くらいから始めるよな。ってことはプライベートのお誘い?
いや、メールにはメディア業界のことを知りたいってあったからビジネスっぽくない?
それとも、ただアホなこと書いてる人間に興味があるだけ?
一人、堂々巡りをする私。
それだけに、何を着ていくか、どういうヘアやメイクをしていくかも悩んだ。考えに考えて出した結論は、できるだけ女らしさを排除しよう、ということだった。
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