#115「男の本音」がわからない。二人で食事はデートか、仕事か?【40代編集長の婚活記】
当日のファッション&メイクは
ファッションは、ダボッとしたチュニックにワイドパンツ、黒パンプス。ボディラインや肌の露出がほとんどない、色気のない恰好を選んだ。ヘアは、長い髪を一切巻かないド・ストレートに。
メイクは、直線眉を濃いめでアイラインを気持ちハネ上げ、チークは陰影をつける程度、口元は赤リップ。簡単にいえば、ちょっとキツそうなメイクにした。
だってビジネスディナーなのに女っぽくして「勘違いしてる」って思われたくないもん! ……可愛げのなさが顔を出す。
自意識過剰⁉ ザンネンな40代独女
待ち合わせ時間より少し早く、お店に着いた。ジェントルさんはまだ来ていなかった。予約してある席に案内されると、そこは窓の近くのカウンター席だった。え、カウンター⁉ ビジネスディナーだったらそんな席にしないよな、あれ、やっぱりプライベートってこと?
警戒モードな恰好でやってきた自分が、逆にちょっと恥ずかしくなってきた。何を勝手に意識しちゃってるんだと! 自意識過剰じゃないかと!
いやいや、ジェントルさんはアート系のお仕事の人。アホなこと書いてる人間を面白がってるだけかもしれないじゃん! プライベートのお誘いだって、恋愛モードとはかぎらない。
ふと、窓の外に目をやると
もうすぐ待ち合わせの時間。ジェントルさん、どんな人なんだろう。会ったら思い出せるだろうか。覚えてないなんて言ったら失礼よね。なんて話を合わせたらいいのかな。
そろそろ来るかな……。ふと、窓の外に目をやった。
視界に一人の男性が入ってきた。白っぽいシャツにデニムを履いた、背の高い男性。背が高いな~と思ってボーッと眺めていたら、なんとなく目が合った。
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