「老後の貯金が消えてる…!」夫の借金を知った妻が、ついに始めた「離婚へのカウントダウン」
離婚へのカウントダウン
ある日、家族で友人の家に遊びに行った帰り道。「あいつの家、いいリビングのソファ持ってたな」夫のその一言を聞いたとき、Mさんは思いました。きっと近いうちに、あのソファより高そうに見えるものを欲しがるだろう、と。
人に負けたくない。自分が優位に立ちたい。いつもその思いでいっぱいなのです。
本当は、ソファを買っても誰にも勝てないのに。夫は、自分の自己肯定感を「物」でしか保てない人でした。家庭の金銭的状況を考えようとしない夫に、Mさんの気持ちはすっかり冷え切っていました。夫との明るい老後は、もう描けません。描こうとも思えなくなっていました。長い年月の中で、夫が家族を犠牲にして自分の見栄を満たしている姿に、嫌悪感しか持てなくなっていたのです。
今すぐ離婚することはできません。けれどMさんは、上の子が大学を卒業する日を「離婚日」にすると決めました。離婚後、自分が安心して暮らすには、いくら必要なのか。Mさんは具体的な数字を計算しました。
そして翌朝、パート先の会社に正社員として働かせてほしいと頼みました。真面目に働き続けてきたMさんを評価していた会社は、すぐに契約を変更してくれました。こうして、Mさんの離婚への準備が静かに始まったのです。
こ
の計画は、Mさんの心の中にだけあります。誰にも知られていません。今日もお弁当を作り、夕飯を作り、夫の機嫌を読みながら、淡々と暮らしています。けれどその胸の中には、離婚後の生活。自由に笑って暮らしている未来。そこへたどり着くまでの道筋と、必要な数字。そのすべてが、静かに書き込まれているのです。
Mさんのように、「夫の見栄のために、家計が苦しくなる」そんな家庭で暮らしている方も少なくありません。夫に何を言ってもわかってもらえない。文句を言えば、さらに傷つけられる。その繰り返しの中で、何も言う気力さえ失ってしまうこともあるでしょう。
けれど、離婚というゴールを決めたことで、Mさんの心には変化が生まれました。見栄のためにお金を使い続ける夫に不安を感じることも、「俺の金」という言葉に傷つくことも、少しずつ減っていきました。いくら言っても変わらない相手に期待することをやめ、自分の人生を自分で選ぶと決めたことで、Mさんは少しずつ自信を取り戻していったのです。
経済的DVとモラハラ夫の見栄っ張りは、治るものではありません。
Mさんのように見切りをつけるきっかけを持つことも大切です。
※本記事は、相談者様への敬意と守秘義務に十分配慮したうえで、モデルケースとして編集・再構成しお届けしています。特定の人物や事例を示すものではありません。
※写真はイメージです
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