子どもは「家を発展させる道具」だった?戦国時代の武士の子が受けた教育と、今も変わらない遊び

2026.05.19 LIFE

戦国時代、子どもは何をして過ごしていたの?

戦国時代の子どもたちは、現代人から見ると過酷な運命をたどることが多かったものの、武士階層であれば将来のために学び、余暇は楽しく遊んで過ごしていました。現代の子どもたちの間でもボール遊びは人気ですが、当時は毬杖(ぎっちょう)が流行っていました。この遊びは現在のホッケーに似た球技で、木の玉を杖で打って相手側に打ち込むものです。

 

他にも綱引き、凧揚げ、駒まわしなどが子どもたちに人気の遊びでした。また、戦国時代といえば合戦の時代ですが、子どもたちは合戦ごっこをして遊ぶこともありました。兜をかぶったり、おもちゃの弓を持ったりして、二手に分かれて戦っていました。現代であれば、子ども同士が石を投げ合っていれば大問題になりますが、当時は敵味方に分かれて石を投げ合う石合戦という遊びが普通に行われていました。

 

また、戦国時代、武士の男子は幼い頃から、弓術、剣術、相撲などの武芸を年上の家族や守役から教わっていました。なお、守役は親が信頼できる家臣の中から選ぶのが一般的でした。戦国時代を舞台にしたドラマや映画では、男の子たちが自宅の敷地内で武芸に励む姿が時々描かれています。

 

ちなみに、本放送回では、慶(吉岡里帆) の息子・与一郎(高木波瑠) が堀池頼昌(奥田瑛二)に自宅で弓矢の指導を受ける場面がありました。

与一郎(高木波瑠) 堀池頼昌(奥田瑛二)  大河ドラマ『豊臣兄弟!』19話(5月17日放送)より(C)NHK

当時における男子は与一郎のように幼い頃から武芸に励み、武士として必要な術を取得していたのです。

 

本記事では、戦国時代の子供が置かれた立場、遊びや教育についてお届けしました。

▶▶慶(吉岡里帆)の隠し事が明らかに。憎しみが交差する乱世、小一郎(仲野太賀)の歩み寄りから生まれた幸福とは【NHK大河『豊臣兄弟!』19話】

では、19話の見どころを振り返りながら、乱世で生まれた憎しみと歩み寄りについての考察をお届けします。

 

<参考資料>

大矢博子『歴史・時代小説 縦横無尽の読みくらべガイド』文藝春秋、2017年

矢部健太郎 (監修)  『超ビジュアル! マンガ 戦国時代 乱世到来編(1467〜1582年頃)』西東社、2019年

小和田哲男『戦国 忠義と裏切りの作法』ジー・ビー、2019年

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