「学校も家も地獄」不登校になった娘を守るため、モラハラ夫から離れる決意をした母の選択
調停への不安はあるけれど、日々を着実に暮らしてゆく
面談の際、Aさんが幼稚園教諭の資格を持っていることを話すと、スタッフからこう声をかけられました。「よかったら、ここで働いてみませんか?」結婚後、ずっと専業主婦だったAさんにとって、就職先への不安は大きなものでした。ですが、そのひと言で、張り詰めていた不安が少しほどけたのです。
娘と同じ場所で、娘を見守りながら働く。
経済的な自立の見通しも、なんとか立ち始めました。
そしてAさんは、離婚に向けた別居をスタートさせたのです。
これから調停も始まります。不安がないわけではありません。それでも娘は、母親がそばで働いているという安心感もあるのでしょう。毎日、フリースクールへ通えるようになっていきました。
「娘も、私も、笑顔が増えました」
Aさんは、そう話してくれました。父親の帰宅に怯えなくていい。楽しい時には笑っていい。嫌なことは嫌だと言っていい。誰の顔色もうかがわなくていい。そんな“当たり前”を積み重ねるうちに、娘の表情は少しずつ変わっていったのです。
「このままなら、娘はまた学校へ戻れるかもしれない」
Aさんは、そんな希望を持てるようにもなっていました。
本来、家庭とは“心を回復させる場所”であるべきです。その家庭が安心できない場所になってしまった時、人の心にはさまざまな不調が現れます。不登校も、そのひとつなのです。
<<この記事の前編:。娘が不登校になった理由は、学校ではなく家庭にあった。「この家はもう限界だ」と母が気づくまで
この記事は
モラハラカウンセラー
麻野祐香
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