メンタルを整える3つの「朝の習慣」とは。頭の中で「良いことをイメージする」だけでも幸せホルモンが出るってホント?【心理カウンセラーが解説】

朝からなんとなく気分が乗らなくて、そのまま一日どんより…そんな日、ありませんか?「今日はいい一日にしたいのに」と思っていても、気づいたら引きずってしまうこともありますよね。

本記事では、心理カウンセラー・植西聰氏が「いいことがいっぱい起こる人生」にするための“95のコツ”をまとめた著書から、毎日を上機嫌で過ごすための、朝にやりたいちょっとした工夫を紹介します。

※本記事は書籍『上機嫌のつくりかた――自分も周りも幸せになる』(植西 聰:著/自由国民社)から一部抜粋・編集したものです

 

朝、上機嫌でいれば、その日一日中、上機嫌でいられる

朝、「その日起こる楽しいこと」をイメージしてみる

「初め良ければ、すべて良し」と、よく言われます。何かをやり始める時、「初め」がうまくいけば、その後も物事はスムーズに流れていきます。反対に、最初につまずいてしまうと、その後も何かとドタバタしてしまいがちです。

人の生活の中で「初め」といえば、それは「朝」ではないでしょうか。朝目覚めてから朝食を食べて、仕事か学校へ出かけるまでの間、上機嫌でいることを努めることで、その日一日を上機嫌で過ごしていけると思います。

しかし反対に、その間に不機嫌な気持ちで過ごしたら、その日一日、その人はずっと不機嫌な顔をしながら過ごさなくてはならなくなるでしょう。したがって、一日をご機嫌に楽しく過ごすためには、「朝」という「その日の最初の時間帯」を上機嫌でいるほうがいいのです。

では、どうすれば、その日の朝を上機嫌で過ごせるのかといえば、その方法の一つに「その日起こるであろう楽しいことをイメージしてみる」というものがあります。

「会社に行けば、やりがいのある仕事が待っている。今日も楽しく働ける」「学校に行けば、好きなあの人に会える。早くあの人に会いたい」といったように、心がワクワクするようなことをイメージします。

そうすれば上機嫌で朝を過ごすことができ、「初め良ければ」の格言通りに、その日一日を上機嫌で過ごしていけます。間違ってもそこで、「今日もまた何の面白みもない一日が始まるのか」などとネガティブなことは考えないほうがいいでしょう。

そうなると不機嫌な気持ちで朝の時間帯を過ごすことになり、結果的に、その日一日中ムスッとした顔で暮らしていかなければならなくなるからです。

 

好きなことから始める習慣を持つ

「好きなこと」でスタートすれば、その日一日ご機嫌でいられる

「嫌気(いやけ)が差す」という言葉があります。これは、「『こんなことをやるのは嫌だ』という気持ちになること」という意味です。

つまり、その人が持っている「気」、つまり「生きていくためのエネルギー」が「こんなこと、やりたくない。嫌だ」という叫び声を上げている状態です。

そのように「嫌だ」と感じることを、がんばって続けていても良いことはありません。辛い気持ち、苦しい気持ちが増していくばかりでしょう。そのために表情がますます不機嫌なものになってしまいます。その結果、その日一日「嫌な気持ち」を引きずっていくことにもなります。

そんなふうに今日という一日を台無しにしないで済む方法があります。それは朝、まず「好きなこと」からその日の生活をスタートする、というものです。

「好きなことをする」と、その人の体内でドーパミンというホルモンの分泌が盛んになるといわれています。このドーパミンには、その人の「気持ちを明るくする」「やる気を出させる」といった効果があります。

ですから、たとえば、「散歩が好きだ」という人は、朝早く起きて散歩をするということを習慣にしてもいいでしょう。「音楽が好きだ」という人は、朝一番で好きな音楽を聴いてもいいと思います。

そのようにして、上機嫌で一日の生活をスタートすることができれば、その後、たとえ嫌なことをやらなければならない場面に出会ったとしても、前向きな気持ちでそれに対応することができるのです。

 

「朝の3つの習慣」で、その日一日を機嫌よく過ごせる

朝日を浴びながら運動し、そして良いイメージをする

「セロトニン」というホルモンがあります。このホルモンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。体内で、このセロトニンというホルモンの分泌が盛んになると、「私は幸せに暮らしている」という感情がアップします。いわば、機嫌よく、その日一日を暮らしていけるのです。

したがって、日常生活の中で、このセロトニンの分泌を活性化させる工夫をすることが、上機嫌に暮らすための方法にもなります。そしてそのポイントは「朝の過ごし方」にあるのです。

セロトニンの分泌を活性化させるための主な方法は3つあります。

・ 朝日を浴びる。
・ 適度な運動をする。
・ 良いことをイメージする。

まず、朝日を浴びることでセロトニンの分泌が活性化されます。また、適度に体を動かすことによっても、このセロトニンの分泌が活性化されます。そういう意味では、朝起床したら、外に出て軽い運動をするのが効果的です。朝の散歩もいいですし、庭に出て体操をするのもいいと思います。

次に、「良いことをイメージする」ということです。「今日、こんなことがあったらいいなあ」という良いことを頭の中でイメージしてみるのです。そうすることで、楽しい気分になって、セロトニンの分泌が活性化されます。そして、このセロトニンの効果によって、ますます幸福感が高まります。その日一日を、上機嫌で過ごしていける準備が整うのです。

 

ここまでの記事では、「一日を機嫌よく過ごすための朝習慣」について紹介しました。つづく関連記事では、上機嫌な老後を過ごすための習慣をお届けします。
つづき>>認知症になる可能性が高くなる、人づき合いの状態は⁉健康的に長生きするための「おすすめ習慣」2選【心理カウンセラーが解説】

 

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著者:植西 聰(うえにし・あきら)
東京都出身。著述家。学習院高等科・同大学卒業後、資生堂に勤務。独立後、人生論の研究に従事。独自の『成心学』理論を確立し、人々の心を元気づける著述活動を開始。1995年(平成7年)、「産業カウンセラー」(労働大臣認定資格)を取得。主な著書に『折れない心をつくるたった1つの習慣』(青春出版社)、『平常心のコツ(自由国民社)』、『「いいこと」がいっぱい起こる!ブッダの言葉』(三笠書房)、『マーフィーの恋愛成功法則』(扶桑社文庫)、『ヘタな人生論よりイソップ物語』(河出書房新社)、『「カチン」ときたときのとっさの対処術』(KKベストセラーズ・ワニ文庫)、『運がよくなる100の法則』(集英社・be文庫)、『運命の人は存在する』(サンマーク出版)、『願いを9割実現する マーフィーの法則』(KADOKAWA)など、ベストセラー多数。

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