戦国時代、なぜ「幽閉」が行われたのか?恐怖の実態と官兵衛以外で幽閉された者とは
高名な人物を殺したら報復が怖い……「幽閉」とは?
本放送回では、小寺(黒田)官兵衛(倉悠貴)が荒木村重(トータス松本)によって地下牢に閉じ込められる場面がありました。暗く、水滴が滴る音が響く地下牢には、髪が伸び泥だらけになりながら、必死に耐える官兵衛の姿がありました。史実においても、小寺(黒田)官兵衛は荒木村重の説得を試み、彼のもとを訪れた際、約1年にわたって幽閉されました。救出された官兵衛は悲惨な姿となっており、本作でも杖をついていましたが、生涯にわたって足の障害が残ったといわれています。
戦国時代には、敵や反逆者を捕らえても、処刑をせず、幽閉することがありました。というのも、高名な者の場合、殺してしまえば、縁者による恐ろしい報復が待ちかまえているためです。脱出はもちろん、外部の支持者による救出の可能性をも考慮し、幽閉者は半地下で窓がほとんどない牢に閉じ込められました。また、地下牢の清掃は基本的に行われず、幽閉者のアカ、フケ、髪の毛が積もり、害虫が住み着く劣悪な環境でした。さらに、食事は最低限しか与えられず、栄養状態も悪かったといわれています。
ちなみに、2014年の大河『軍師官兵衛』では黒田官兵衛を岡田准一が演じましたが、救出されてしばらくはまったく歩けず、悪夢にもうなされ、作品の後半に入っても杖を持っていました。この作品では、官兵衛の幽閉生活が細やかに描かれています。その場面をじっくり観たい人は第20話と第21話をチェックしてみてくださいね。
◆幽閉から脱出に成功したものもいた?
この記事は
アメリカ文学研究/ライター
西田梨紗
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