「既婚なのに指輪をしないオトコ」の割合は?そしてそのあっけない理由とは【40代婚活#11】
結婚指輪をつけない理由を聞いてみると…
独身者からすれば、「結婚していますよ」サインとして指輪をつけていると安心する。「既婚」かどうかを直接訊くのはプライベートに関することだけにデリケート。最初から既婚者とわかっていれば、接しやすいからだ。とはいうものの、素敵だなと思っていた人の左薬指に指輪が光っていたら、少なからずショックは受けるのだが…
どうして指輪をつけないのか――その理由を率直に聞いてみた。
「だって、する必要ないじゃん」
彼女曰く、家族以外の友人と過ごすときぐらいは、家から「解放」されたいらしい。指輪を見ると、どうしても「家」を意識してしまう。また、仲が悪いわけではないが、義理の両親がふと頭をかすめる。美味しいものを食べるときぐらいは「自由」になりたい、とのことだ。
そういえば、会社の同期くんも似たようなことを言っていた。「呑むときぐらいは家のこと忘れて楽しく呑みたいよ」と。家庭を持つと、ちらっと見える左手がヘビーに感じるときもあるらしい。
いずれにせよ、独身者にはわからない「責任」が既婚者にはあるのだろう。それは、「束縛」という一言では言い表せない、人それぞれの重さ。そこから「解放」「自由」になりたい願望が「指輪をつけない」姿勢に表れるのだろう。「結婚」=「家」と考える日本では、「夫」「妻」としての役割負担が大きいのかもしれない。「結婚相手」=「パートナー」という考えが浸透するには、もう少し時間がかかりそうだ。
「私は私でいたいもん。(指輪つけて)窮屈になりたくないよ」
笑いながら応えてくれた、そんな友人の言葉がとても印象的だった。
【つづく】
【毎週火曜17時に連載・つづく】
#2 婚活カードの「性格」って何を書けばいいの?就活みたいな自己分析にウンザリ
#8 あなたはカレのどこをチェックする?私は気になる人のあの部分……
#9 結婚破談のショックで○○へ1ヶ月旅したら…行くだけで激ヤセ?
1 2
スポンサーリンク