【ADHD女子#55】マズイ……女子会でまた自分の話ばかりしちゃったよ

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

20分しゃべり続けたら最低 20分は黙っていましょう

久しぶりに集まった学生時代の女友達。

みんなの近況を知りたいなぁ!と楽しみにしていたはずなのに、

気がつけば自分ばかりがしゃべっていた……ということはありませんか?

「途中で自分ばかり話しているなぁって気づいたんだけど止められなくて~」

というADHDタイプさんの嘆き、 よく聞きます。

そう、 わかっちゃいるけど止まらないのです。

 

多くの女子たちは、 人の話を途中でさえぎったりしません。

みんな話が一段落するのを待っている。

でもADHDタイプさんの話はなかなか一段落しないので、 気がつけば20分も30分もしゃべりっぱなし。

会が終わったあと、「あれ? ほかの子たちの近況を聞いた記憶がない!」 ということも。

ほかのみんなもそう思っていますよね。

 

途中で「私ばかり話している」と気づいたら、いい方法があります。

口に食べ物を入れましょう。

話してばかりいるから、 目の前の皿にはとり分けられた料理がいっぱい残っているはず。

とりあえずそれを口に入れて、 ゆっくり30回かんでから飲み込むんです。

そしてまた次の料理を口に入れる。

しばらく自分の口を、 食べることと飲むこと以外に使わない!

食べるものがなくなった? 口を手で押さえておきましょう。

少なくとも、 一人で話し続けたのと同じ時間、ほかの人の話を聞くのです。

次の女子会では、 ぜひともそれを実行しましょう。

 

でもね、 遠慮しすぎなくてもいいんです。

「あなたのおしゃべりはおもしろいよね」

「私は話すのがニガテだから、 たくさん話してくれる人がいると安心するの」

という女性もいます。おしゃべりを許容範囲におさめるために、 よくかんで食べましょう。

ときどき口元に手を当てて、 話したい衝動を少しの間がまんしましょう。

そのうち必ずおしゃべりが途切れて、ちょっと微妙な沈黙が訪れることがあります。

そのときこそ、あなたの出番です。

 

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>>次へ(6/13  20:30更新)

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