「しゃくむ」ではもちろんありません。「酌む」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「酌む」です。
「酌む」の読み方は?
「酌」といえば思い浮かぶのは「晩酌(ばんしゃく)」や「お酌(しゃく)をする」などの表現かと思います。とはいえ、「酌む」を上記の読みと同じく「しゃくむ」と読んでしまうのは残念ながら間違いです。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「くむ」です。
「く(む)」は「酌」の訓読みです。「酌」の読みは音読み「シャク」と訓読み「く(む)」だけなので、まとめて覚えてしまいましょう。
なお「酌む」は
①酒を器につぎ入れる。また、酒をついで飲む。
②人の気持ちをおしはかる。出典元:く−む|言葉|漢字ペディア
を意味します。
“②人の気持ちをおしはかる”を見て、「汲む」が思い浮かんだ人もいるのではないでしょうか。「汲む」も同じ意味を表します。
なお「汲む」だけで調べてみると
①容器を水面におろして水をくみあげる。また、容器に水などを移し入れる。
②流派や思想などを継承する。出典元:く−む|言葉|漢字ペディア
とありますが、小学館『デジタル大辞泉』では、「汲む・酌む」で
1 器物や手のひらなどを使って、水などをすくい取る。また、ポンプなどの機械によって水などを容器に移し入れる。
2 酒・茶などを器につぐ。また、ついで飲む。
3 人の心の内を推し量る。立場・事情などを察してよく理解する。思いやる。酌量する。
4 物事の趣を味わう。
5 精神・立場などを受け継ぐ。出典元:小学館 デジタル大辞泉
とあります。
補足説明には「酒をつぐ場合には「酌む」と書く」とありましたが、それ以外は「酌む」「汲む」どちらを使っても問題ないと思われます。また「酌む」よりも「汲む」をよく見かける人もいるかもしれませんが、実は「汲む」は常用漢字ではありません。そのため、例えば“人の気持ちや考えを好意的に推察する”ことを表す「意をくむ」の「くむ」は、国語辞典などでは「酌む」で表されています。
本記事をきっかけに、「くむ」の表現を目にした時に、「酌む」と「汲む」について思い出していただけると幸いです。
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