売りたいなら分母を意識した作品作りを~副業ハンドメイドで月3万円稼ぐルールvol.8

2021.11.29 WORK

ここを読んでくださっている方の多くは、ハンドメイドに興味があるか、すでにハンドメイド販売をしている方、もしくはハンドメイド販売で生計を立てている方だと思います。今回はそれら以外の、これからハンドメイド販売を始める方や、売れなくて困っている方向けの記事です。

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欲しい人が多いジャンルを冷静に分析

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皆さんはどんな作品を作っていますか? 布作品? アクセサリー? 園芸品かウッド小物でしょうか? どんなジャンルにも言えると思うのですが、作品をより多く売りたいのであれば、まず、それを買いたいと思う人の数を気にしてみてください。

まず例えばアクセサリーで言いますと、スワロフスキーのストーンを使ったネックレスと、リバティの布を巻き付けたネックレス、どちらが売れると思いますか? 答えはスワロフスキーのネックレスです。当たり前じゃん!と思う人も多いと思いますが、これはすべてに言えることで、実は自分自身気づいているけど、気づいていない人も結構いると思います。

 

自分が好きなものと売れるものは違う

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例えば自分の好きなのはリバティの布ネックレスだとします。自分としては、モチベーションのあがるリバティのネックレスを作りたいですよね。それも素敵だと思います。まず自分の作品を自分が好きにならないと、買い手の目に留まらないですよね。

ですが、世間一般から見たらどうでしょうか。リバティの布ネックレスはかわいいかもしれませんが、多分そう何本も売れるものではないですよね。それは買い手の分母が少ないからです。そこをどうやってリサーチするか。ここで使えるのが大手ハンドメイド販売サイトです。

 

大手ハンドメイドサイトから売れるものを分析

まず、サイトをチェックするとカテゴリ検索がありますよね。その上のほうに並んでいる順番が、ずばり、分母の多い順番です。大手販売サイトはものすごいコストをかけて、リサーチした上に成り立っているサイトです。いわば、ここにすべてが隠されているといっても過言ではないでしょう。

 

実店舗の委託販売の強みは競合が少ないこと

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「でも分母が多いということは、競合も多いでしょ?」と思われた方! 大丈夫です。確かにネット販売に関しては、競合が多い分、今から作っても浮かばれることが少ないでしょう。

ですが実店舗での委託販売はどうでしょうか? 作家の数もたかが知れていますし、そこに来るお客様は、何らかを買ってやる!という意思が多少なりともある方がたです。そうなると強いのが分母の大きい商品。つまり、ありきたりといいますか、シンプルで誰にでも好まれそうな商品が本当に強いのです。

 

日本人がほしいのは、「周りから浮かないもの」

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皆さん結局散々悩んだ末に、いつもと同じありきたりなものを選んでしまった経験はありませんか? いつも同じようなものを選んでしまう癖といいますか……。

私は特別な才能やセンスを持っていない人間です。ということは、自分がいいと思うものが割と周りもいいと言ってくれることが多いタイプです。つまり、一般的な感性を持っているということ。オシャレな友人にはよくダサいと言われていましたが、無難センスの友人からは持ち物を褒められることも多いです。このダサさ(センスとも言う)は、ファッション界では生き残れないかもしれませんが、ハンドメイド界では本領を発揮します。普通の感性を持った人が作った、普通のものが一番よく売れるのです。

 

分母を意識したモノづくりを

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90人の人が好きなものを売ると、90人に目を止めてもらえます。その中で例えば1割の人が購入してくれたとしたら、9人に売れますよね。ですが、10人の人がいいと思った商品を1割の人が買うとなると、1人にしか売れません。その違いが売れるものを作るということの答えです。

ですが、自称作家たるもの、他人と同じものばかり作っていてはつまらないですよね。そういう気持ちになった方は、一般的なもののバリエーションを増やして、2~3割自分の好きなテイストのものを混ぜたらいいと思います。きっと、自分の好きなテイストのものはオブジェとして売れたらめっけもん、てきな感じで店頭に並べておいて、あくまで商売としてのメインはシンプルなものにしたほうが、売れるはずです。

 

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