「かいこう」ではありません。「回向」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「回向」です。
「回向」の読み方は?
「回」を用いる言葉で「回転(かいてん)」が思い浮かんだ人は、「回向」を「かいこう」と読みたくなるかもしれませんが、「回向」の読みは「かいこう」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「えこう」です。
「回向」は仏教の用語、仏教に由来する用語で
1 死者の成仏を願って仏事供養をすること。
2 自分の修めた功徳を他にも差し向け、自他ともに悟りを得るための助けとすること。
3 浄土真宗で、阿弥陀仏が人々に救いの働きを差し向けて浄土に迎えること。
4 寺への寄進のこと。
5 「回向文(えこうもん)」の略。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。「廻向」とも書きます。
「回向」の類語には「供養」が挙げられます。「供養」の方が「回向」に比べると日常で見かける機会が多いのではないかと思います。なんとなく「回向」の表す意味が身近に感じられたのではないでしょうか。
「回」の読みは
- 音読み カイ・エ
- 訓読み まわ(る)・まわ(す)(常用漢字表外)めぐ(らす)
で、「エ」という読みは決して特殊なわけではありませんが、公益財団法人 日本漢字能力検定協会が運営する漢字・日本語検索サイト『漢字ペディア』を見ると、「回」がつく言葉のほとんどが「回(カイ)」または「回」の訓読みで、「回(エ)」と読むのは「回向」しかありません。「回向」の意味とともに読みを覚えてしまうことをおすすめします。
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