冷えを改善したい人におすすめの漢方は?超定番のあの3つはどう使い分ければいい?
更年期女性のお悩みのひとつに「冷え」があります。
一般的に、人が寒さを感じない温度にもかかわらず、手足などが冷たくてつらく感じる症状を冷え症といいます。
今回は、更年期の冷えを改善する方法について「あんしん漢方」の薬剤師・清水みゆきさんに教えてもらいました。
前編『48歳すべてが不調。「もうトシだから仕方ないのかな」と思っていたら…ズバリそれは更年期でした!』に続く後編です。
「根本的に冷えを改善したい」人には漢方がおすすめ
更年期の不調のひとつである「冷え」には、内科などの治療現場で使われている漢方薬がおすすめです。
漢方薬のなかには、「冷え」に効果が認められているものがいくつもあります。
更年期になると、女性ホルモンの減少により、体温調節をする自律神経に乱れが生じ、冷えやすくなると考えられています。
また、ホルモンバランスの乱れ以外にも、加齢による基礎代謝や筋力の低下、血行不良、ストレス、水分代謝の乱れ、胃腸の働きの低下なども冷えの原因と考えられるでしょう。
冷えに対しては、「代謝をあげて、熱を作る機能を回復する」「血流をよくして熱を巡らせる」「自律神経を整えて冷えを改善する」「水分のかたよりを調整して冷えを解消する」「胃腸の働きをよくして熱をつくりだす」といった作用の生薬を含む漢方薬を選びます。
漢方薬は、心とからだ全体のバランスの乱れを回復して、冷えだけでなく肩こりや疲れやすさなど、更年期のさまざまな不調も改善していきます。
症状の改善だけでなく、根本的な体質改善を目的としている漢方薬は、自然由来の成分がからだに優しく働くため、毎日のむだけで症状の解決を目指すことができるでしょう。
<更年期の冷えにおすすめの漢方薬>
- 加味逍遙散(かみしょうようさん):イライラやホットフラッシュが気になる方に。
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん):月経不順や頭重が気になる方に。
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):貧血やむくみ、めまいが気になる方に。
漢方薬を選ぶ際の重要なポイントは、その人の状態や体質に合っているか、という点です。
うまく合っていないと、効果を感じられないだけでなく、場合によっては副作用が生じることもあります。
どの漢方薬が自分に向いているのかを見極めるためには、専門家の力を借りるのがおすすめです。
漢方に詳しい薬剤師がAIを活用し、お手頃価格で、個人に効く漢方を見極めて自宅に郵送してくれる「あんしん漢方(オンライン個別相談)」などのオンライン漢方サービスに一度相談してみるのもいいでしょう。
相談もスマホで完結するので、対面では相談しにくい悩みも気軽に相談できます。
●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
更年期の冷えには漢方薬を試してみて!
40代や50代の冷えの原因は更年期かもしれません。
我慢せずに専門家に相談してみませんか?
漢方薬でからだの内側からバランスを整えて、更年期も笑顔で過ごしていきましょう。
<この記事を書いた人>
あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師 清水みゆき
漢方薬・生薬認定薬剤師 JAMHA認定ハーバルセラピスト
製薬企業の研究所勤務を経て、漢方調剤薬局に8年間勤務。漢方薬の服薬指導、食事や養生法での健康づくりのサポート、ハーブティーやアロマの相談販売に従事。
現在も漢方調剤薬局で薬剤師として働きながら、「ママのためのやさしい漢方」のサイト運営や漢方やハーブの通信講座やセミナー講師としても活動中です。
●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/
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