
専業主婦だった私が46歳で初出版。「出会いって、思わぬところに潜んでいるんです」
日々が飛ぶように過ぎていくなか、自分の「これから」に漠然と迷う……そんな想いを抱える40代・50代。人生の後半に差し掛かる今、まるで霧のなかを手探りで進んでいるような不安を感じている方も多いのではないでしょうか。この連載では、「ほんのちょっとしたトライ」が、自分のあり方を見つめ直すきっかけになることをお伝えしてきました。今回は、44歳から大好きな「神社」を仕事にし、46歳で初めての書籍を出版した能津万喜(のづ・まき)さんの物語をお届けします。
前編:「『えっ、こんなことが仕事になるんですか?』44歳の専業主婦が見つけた『逆転のヒント』とは」に続く後編です。
◾️能津万喜さん
神奈川県在住の54歳。55歳の夫、25歳の長男、21歳の三男と4人暮らし。23歳の次男は独立。
【私を変える小さなトライ#26】後編
「あなたの開運神社を探します」。10年で900人を鑑定
当時書いていたSNSの日記「GREE」のオフ会つながりで、とあるヒーラーさんと出会ったことも、見えない世界を思い出し、忘れていた力が開花するきっかけになりました。このとき始めたのが、その方の産土神社、氏神神社、一ノ宮、総社に加えて、「開運神社を探します」という鑑定でした。私の場合、インターネットで大々的に募集するわけではなく、知人・友人の口コミがメイン。これまで10年間で900人の鑑定をしました。
昔から日本人は腰が痛いときには「腰の神様」、歯が痛いときは「歯の神様」にお願いするという風習がありますが、それと同じで、美容院を経営する人ならこの神様、レストランを経営する人ならこの神様、と神様も得意とするものが違うんです。その人が「何をしたいか」を伺って、それに合う神社を紹介しています。私がベースとしているのは『古事記』。人生の先輩である神様から、人生指南をもらうような感じです。
キラキラ起業女子には違和感を感じて。「でも、何かをしたい」と切望する日々
義母が言っていたんです。「1000円でも稼ぐと、女は自由になれるわよ」って。その言葉が胸に残っていて、私もいつか自分の力で稼ぎたいと、何年も模索していました。でも、焦っているときって、なかなか物事はうまく進まないものですね。私の40代前半は、何をやってもうまくいかない「暗黒期」だったんです。
あちこちに出かけてはいきましたが、甘い言葉で寄ってきて、うまい話に乗せようとする人に出会って、嫌な思いもしました。
当時は、いわゆる“キラキラ起業女子”がブームで、そこは「人脈なし、経験なしでも月収100万円!」なんてコピーが飛び交う華やかな世界。ホテルのラウンジでお茶会を開く会合にも、何度か足を運びました。でも、どうしても違和感がぬぐえなくて。「こういうのは長続きしないな」「もっと堅実に、自分らしい形で何かをしたい」と感じていました。
そんなとき、思わぬ話が…… 次ページ
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