
【モラハラ実話マンガ】「子どものために今はガマンして夫を支えよう」と思っていたけど、もう心がもたないと気付いた日、私は
40代の働く女性は、自立しているからモラハラからも逃れられる? いいえ、そんなことはありません。さまざまな事情で、支配的な配偶者との結婚生活を続けている人たちは少なくありません。経済力があっても、夫から一方的に経済的自由を奪われるケース(経済DV)は珍しくなく、その中で自分の価値を見失ってしまうこともあります。
本連載では、支配的な配偶者を持った女性たちが「何を感じたのか」「どんな選択をしたのか」をお届けするとともに、カウンセラーによる心理的解説を行います。
※個人が特定されないよう変更を加えてあります
【うちの夫はモラハラでした】
Tさんの夫は、長年安定した会社員生活を送っていましたが、ある日突然、「仕事を辞めてラーメン屋をやりたい」と言い出したそうです。「ずっと夢だったんだ。今がチャンスなんだ」そう自信満々に言っていましたが、Tさんには40歳をとうに超えた夫が一からラーメン屋の修行を始めるというのは、現実的に考えて不安しかありませんでした。
Tさんの夫は、銀行から開業資金として多額のローンを借りてラーメン屋をオープンしました。しかし、思ったほどの集客が得られず、経済的に追い詰められる日々が続きます。
Tさんは、土日祭日、自分の会社が終わった後18時過ぎからお店を手伝っていました。しかし……
「お前の接客はなってない!」
「なんでこんなに気が利かないんだよ!」
店内でお客さんがいる前でも、夫はTさんを怒鳴りつけるのです。そればかりか客の前ではニコニコと笑顔を見せ、「すいませんね、ウチのは気が利かないもんで。」とことあるごとにTさんを笑いのネタにしていました。そして…ある日、夫のポケットから、風俗の割引チケットが出てきたのです。
私を怒鳴りつけ、客の前で笑いものにし、そして風俗に通っていた夫…
夫が風俗に通っていたことを知ったとき、Tさんの心は粉々に砕け散りました。Tさんが家計を支え、ラーメン屋を手伝い、毎日疲れ果てている間に、夫は自分の『ストレス解消』のためにと、Tさんを裏切って風俗にお金と時間を使っていたのです。
しかし、Tさんの夫は反省するどころか開き直り、悪びれる様子もありませんでした。Tさんがどれほど傷ついているかを伝えても、彼は耳を貸そうとはせず、自分がいかに疲れいてるのか、毎日頑張っているのか話をすり替えるだけでした。
「私は鏡に映る自分の姿を見つめました。疲れ果て、やつれた顔。もう、これ以上夫と一緒にいるのは意味がない、無理だと心の底から思いました」
(娘と息子の進学のためにも、私が頑張らなければ)と、これまではそう思って自分を追い込んできましたが、Tさんはそのとき、決心をしたのだといいます。
▶▶多額の借金をしてまで開業したラーメン屋を潰しかねない夫、どうしてこんなに偉そうなの!?モラハラ夫の「オドロキの魂胆」とは、そしてTさんは……
では、カウンセラー麻野先生の解説を挟みつつ、お話をお届けします。
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