子どもの成績が上がらない原因は勉強不足じゃないかも!?今子どもに「新型栄養失調」が増えている驚きの背景【管理栄養士監修】

「高い塾代を払っているのに成績が伸びない」「『勉強しなさい!』と叱ることに疲れた」と、子どもの教育に頭を悩ませていませんか? 「実は、子どもの学習能力や集中力、さらに日々の疲れやすさは、脳の栄養状態に深く関係しているのです」――そう語るのは、料理研究家で管理栄養士の小山浩子さんです。「育脳ごはん」について、そのポイントと驚きの効果を徹底解説していただきました。

 

 

細身ではないのに…「新型栄養失調」が増えている!?「朝食を食べない子」は要注意

親御さんから、お子さんの食事についてよく相談を受けます。特に私が心配しているのが、「新型栄養失調(隠れ栄養失調)」です。体型は普通で日常生活もこなせているのに、体の中では栄養不足の状態を指します。「飽食の時代に?」と驚かれるでしょう。何が原因だと思いますか?

 

その一つと考えられるのが「朝食欠食」です。

 

近年、共働き家庭が増えていることもあって、「朝食を食べないお子さん」が目立ちます。塾などで夜更かしして起床が遅くなり、自然と朝食を抜く習慣が定着してしまうのです。また、「塾前ごはん」として、誰もいない家に帰ってきたお子さんが、コンビニのおにぎりや菓子パンでとりあえずお腹を満たし塾へ行く、という話をよく伺います。これでは炭水化物(糖質)やカロリー、塩分、脂質ばかりが過剰になりがち。一方で、脳の働きをサポートする栄養素はほとんど含まれていません。

 

その結果、見た目には分からないけれど、実は鉄分・カルシウム・ビタミン類といった「微量栄養素」がずっと不足している状態になります。すると、「なんとなくだるい」「常に疲れている」「やる気が出ない」といった慢性疲労のような症状が現れます。これが積み重なると、将来的に重大な不調を引き起こしかねません。免疫力が落ちて、風邪、インフルエンザやコロナなどの感染症といった病気につながるリスクもあるのです。

 

本来、1日の栄養は「3食+適度なおやつ」でバランスよく補うのが理想。お腹いっぱい食べていても、偏った食事では栄養が不足してしまうのです。

 

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