「派遣から正社員」は現実的?フリーランスって実際どう?転職・退職のプロが「向いているタイプ」を解説

2026.07.27 WORK

この際フリーランスに、はアリ?

自分が耐えられるのは「不安」か「不満」か

いろいろ考えたけれど自分は会社員には向いていない、この際フリーランスになって勝負しよう、と考える人もいます。もしフリ—ランスになろうと思うなら、自分が酎えられるのは「不安」と「不満」のどちらなのかを考えてみましょう。

フリーランスに向いているのは、不安に耐える力が強い——不安耐性のある人です。先月の売り上げは100万円だったけれど今月は5万円しかない。そういう不安定な状態に耐えられるならフリーランス向きと言えます。

逆に不満耐性が強いタイプなら、会社員でいたほうがいいかもしれません。やりたくないことも仕事ならしかたがないと思える人、本来の自分と組織人としての自分を分けられる人は、会社員に向いています。

フリーランスにはまた、オールラウンドプレイヤーであることが求められます。ウェブデザイナーとして、デザインだけやっていればいいのは会社員です。フリーランスは企画、営業、広報、経理、総務と、すべてをこなせる力がないと食べていくことはできません。フリーランスもまた、楽な道ではないのです。

 

フリーランスに向くのは不安耐性が強い人

不安耐性が強い(フリーランス向き)
□月末にならないと、いくら入ってくるのかわからないけれど、それもしかたないと思える
□いきなり案件がなくなることもあるだろうと覚悟できる
□ローンが組みにくいなど社会的信用度が低くなってもかまわない

不満耐性が強い(会社員向き)
□やりたくないことも、仕事だと思えばやれる
□自分の信条より役割や立場を優先することができる
□うざい上司の不毛な文句は、適当にスルーできる

フリーランスは収入が保証されているわけではないし、組織の後ろ盾がないので社会的な信用度も低くなります。そうした不安定な状態に耐えられるなら、フリーランス向きと言えるでしょう。

フリーランスには全方向のスキルが求められる

ビジネスを回していくためには、本業以外のこともできなくてはなりません。「クリエイターは感性で勝負!」だとしても、経費精算のだらしない人のところには仕事がきません。

 

ここまでの記事では、「派遣から正社員」と「フリーランス」、2つの道についてご紹介しました。関連記事では、「安心して仕事を辞められる貯蓄額」についてお届けします。
>>転職を考えたとき、貯蓄額が「200万円」ないと安心して辞めらないって本当?無収入期間の生活費の目安【「退職プロ」が解説】

 

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佐野創太(さの・そうた)
「退職学®(resignology)」の研究家/メルマガ「キャリアの研究室」編集長
1988年、静岡県浜松市生まれ、神奈川県横浜市育ち。慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、2012年に大手総合人材系企業に新卒入社。転職エージェントとしてベンチャー企業から大手企業の中途採用と求職者の転職を支援する。その後シンクタンクに転職するも1カ月で早期退職。前職に契約社員として出戻り、正社員になった後に新規事業の責任者として求人プラットフォームを立ち上げ、Webメディアの編集長と採用担当を兼務する。介護離職を機に2017年、退職学®の研究家として独立。自身が「会社辞めたい」ループに陥った経験と、のべ1500 名以上のキャリア相談から「退職後も声をかけられる最高の会社の辞め方」を体系化した。
ミュージシャンや経営者へのインタビュー、大手結婚相談所のオウンドメディア編集長、キー局の新サービス立ち上げなど、メディアと編集の現場を渡り歩くなかで生成AIの可能性に注目。 自分の仕事をAIに自ら置き換える「AI退職」を実践しながら、2022年からAIコンサルタントとしても活動。地方新聞社の新規事業開発、地方銀行のAI導入、出版ゼミのAIサービスの立案、大手人材系企業の採用広報AI制作などを手掛けることで、人間らしい働き方を探る実験を続けている。
著書に『脱 会社辞めたいループ 辞めたいけど辞めたくない人のための転職思考法』 (サンマーク出版)、『ゼロストレス転職 99%がやらない「内定の近道」』(PHP研究所)、『70%で働く 「もっと頑張る」から脱出する働き方の思考法』(日経BP)、『「考えているのに進めない」がなくなる 思考渋滞から抜け出す方法』(あさ出版)、監修書に『転職・退職を考えたら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)がある。妻と子どもの3人暮らし。GLAYが好き。

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