【力強い戦国の姫たち】波乱の市、家を守ったまつ、武将が一目置いたおね――乱世を生き抜いた女性たちの活躍

2026.07.28 LIFE

無慈悲な死に方をした姫も

身分が高い女性といえども、乱世においては身の安全が保証されることはありませんでした。

 

『豊臣兄弟!』の24話では、自らの運命を受け入れ、気高くこの世を去っただし(山谷花純)が視聴者の涙を誘いましたが、史実でも荒木村重の妻・だしは悲しい運命にありました。

 

村重は信長から厚く信頼された家臣で、立派な城の主でした。しかし、村重は信長に謀反を起こしました。信長は降伏すれば、妻と子を助けると提案しましたが、村重はこの提案を受け入れず、5~6人の側近を連れて逃亡。残されただしを含む家族や荒木家の家臣は処刑されました。

 

また、秀吉の甥・秀次の妻・駒姫はわずか15歳で命を落としました。秀吉は実子である秀頼に家督を継がせたかったため、秀次を疎ましく感じていました。秀次を切腹に追い込んだだけでなく、秀次の側室になるために京都に到着したばかりの駒姫も処刑したのです。

 

>>28話の振り返り:変わらぬ世に嘆く小一郎(仲野太賀)と、信長の遺志を継ぐ決意をした秀吉(池松壮亮)――明智光秀を討ったのは史実では名もなき村人?【NHK大河『豊臣兄弟!』29話】

 

<参考資料>

杉浦莉起『賢妻に学ぶ結婚生活を幸せにする技術 イケダン育成術』文藝春秋、2011年

本郷和人 (監修)『夜に読みたくない かなしい日本史 —運命に泣いた歴史人物』JTBパブリッシング、2025年

渡部昇一『なでしこ日本史』扶桑社、2009年 

 

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