「急に足が動かなくなった」仕事中に高齢母から電話で嫌な予感が。数時間後、80歳父に起きた「信じがたい異変」とは【100人の介護】
鳴り止まないインターホン。「どこにいるんだ!」80歳父は、妻の不在でパニックに
家にいたはずの妻が、急にいなくなってしまった。どうやら妻に何かあったようだが、細かいことは分からないし、とにかく心配でたまらない……。「おそらく父は、こんな心境だったと思います」とNさん。
「病院へ向かう途中、父から何度も電話がありました。『今、どこ?』と不安そうな声を出す父に状況を説明するんですが、数分するとまた同じように連絡がくる。そんないつもと違う父の様子から、『あぁ、もしかして認知症が始まったのかな……』と思ったんです」
そんなお父さんへの違和感がさらに増したのは、お母さんの入院手続きを終え、Nさんが1人で自宅に戻ったときのこと。玄関先では、旦那さんと娘さんが「もう、ずっとインターフォンが鳴り止まない!」と大混乱に。
1階と2階はリビングのインターフォンで呼び出すことができるため、どうやら不安を抱えたお父さんが、ひたすら鳴らし続けたようなのです。Nさんは急いで下に降り、「お母さんは命に別状はなく、でも治療をするから入院が必要で」と状況を説明しましたが、一向に理解してもらえなかったといいます。
「あまりにも突然の出来事で、父も相当ショックが大きかったと思います。それこそ80歳という年齢なので、耳が遠く、ちょっとした物忘れはありましたが、年相応のレベル。それが、この数時間で一気に様子が変わってしまい……。これには本当に驚きました」
そして、翌朝からNさんの1日は大きく変わります。
「当時はフルタイムで働いていたため、朝起きると父の食事の支度をし、慌ただしく家を出ます。母は初期の治療を受けるため1ヶ月ほど入院となったので、合間に先生からの連絡を受けながら、病院へ通う日々。コロナ禍ということもあり母にはあまり会えなかったのですが、逆に『もう、あとは病院に任せよう』と割り切れた部分はありました」
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