「妊婦の腹を裂いて胎児を見た」狂気の噂も……。山田涼介が演じる豊臣秀次(三好信吉)は何者でどんな運命を辿ったのか。“山田にハマリ役”と言える理由とは

2026.09.16 LIFE

秀次の性格は? 聡明である一方、残虐性も指摘

秀次が単なる好青年だったかといえば、そう単純な話ではありません。彼の性格には二面性があったといわれています。一方で、万人から好かれる人柄で、しかも聡明でした。城下の繁栄や芸術の振興など、数々の功績を残しています。

 

しかしもう一方では、「殺生関白」の異名の通り、残虐で横暴な性質も目立っていました。例えば、妻妾が20人以上いたとされ、美しい女性を聚楽第に呼び寄せることもあったようです。さらに、「妊婦の腹を裂いて胎児を見た」「人の血を見ることを好んだ」といった残酷な言い伝えも残っています。

 

人の心の闇や苦しみを繊細に表現する山田涼介

山田涼介といえば、Hey! Say! JUMPの中心メンバーとして長年活躍しています。今夏には初のソロドームツアー「Ryosuke Yamada DOME TOUR 2026 Are You Red.Y?」を東京と大阪で開催。このツアーでは1人で約40曲もの歌を披露し、大勢のファンを楽しませました。

 

アイドルとしての山田涼介は、赤いスーツに身を包んで歌い踊ったり、ビジューが施された長いマントコートを翻してステージ上で舞ったりと、キラキラ輝いています。山田はファンにとって白馬に乗った王子さまのような存在。愛らしい顔立ち、キレのある動き、そして甘い歌声で、たくさんのファンに夢やときめきを与えています。

 

そんな山田ですが、俳優としては孤独な青年や内向的な青年を演じる機会が意外にも多く、ハマリ役となっています。今クール放送の『一次元の挿し木』(読売テレビほか)では、理系大学院生・七瀬悠を好演。遥はにこやかに笑うことが苦手で、世の中を斜めに見る冷めた青年です。山田は悠の内面的な葛藤をていねいに表現し、この人物に深みを出していました。

また、2024年に公開された『サイレントラブ』(ギャガ)では、沢田蒼を演じました。人を殺めた過去を背負い、声を捨て、清掃員として静かに生きる24歳の青年を、切なくも美しく演じていました。

 

山田が『豊臣兄弟!』で演じる秀次は、信頼を寄せる叔父・秀吉に裏切られ、いとこである秀頼に跡継ぎの座を奪われるなど、孤独に追い込まれていく人物です。陰のある孤独な青年を演じることを得意とする山田は、秀次の苦しみや悲しみ、そしてもどかしさをどのように表現するだろうか。

 

ちなみに、山田はステージではキラキラと輝き、明るい笑顔でファンを元気づけていますが、人見知りな一面もあるという噂があります。私生活は“おじいちゃんみたい”といわれるほどインドアだそう。ゲームや盆栽が趣味で、プライベートではゆったりとした時間を好んでいるようです。

 

>>第35話の振り返り:山田涼介がサイコパス気質の三好信吉(秀次)を怪演。そして、ついに「秀長」(仲野太賀)が誕生【NHK大河『豊臣兄弟!』35話】 

 

 

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<参考資料>

小和田哲男『豊臣秀次: 「殺生関白」の悲劇』PHP研究所、2026年

後藤武士(監修)『図説 一冊で学び直せる戦国史の本』学研プラス、2019年

三栄『時空旅人 ベストシリーズ ルイス・フロイスが見た明智光秀』三栄書房、2020年

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